2.1chって初めてじゃないんだけど、凄いよこれ。オーディオ周りの機材一新の目玉、BOSEの「AM-5 III」。目に見えている部分は画像のサテライトスピーカーだけなんだけど、目をつぶるとね、どう考えても12inchクラスのウーハー搭載したスピーカーで聴いているとしか思えない・・・ものすごく不自然なんだなぁ。というのも・・・
この7cm四方の立方体を2個重ねたようなサテライトスピーカーの中には、それぞれ直径6cmのスピーカーが入っているだけなんだけど、そこからLowが出ているような錯覚を覚える。良くできてるよ。
その秘密は、これと組み合わせて使うベースモジュールにあるんだが、セッティングにはちと苦労した。
モジュール自体は部屋の隅っことか後ろとか、どこに置いてもOKみたいなんだが、こういうのって左右のサテライトスピーカーの真ん中に位置してないと、どうも落ち着かないんだよね(A型だからかな)。なのでいずれも足元に置いたんだけど、最初は図1のように縦にして、低音の噴出し口(?)を手前にしてみた。私の机の下には荷物置き場用の棚が付いてるのでそれにつっかえちゃって、椅子に座っている状態だと両足で挟み込む事になっちゃう。これはいくらなんでもNGだよなって思ったんだが、聴いてみると・・・やっぱ低域がスカスカでNG。次に試したのが図2のように横倒しにして棚の下に引っ込めて壁にくっつけてみた。ん〜いくらかマシにはなったとはいえ、まだ足りない。いつぞや耳にした時のLOWはこんなもんじゃなかったはずだ。そこで最後に試したのが図3。横倒しにしたまま噴出し口をあっちに向けて、その状態で壁にくっつけてみた。これがドンピシャ。現在この状態で聴いてるよ。まぁ広い部屋でスピーカーから十分距離を置いて聴ける環境ならこんな苦労せずに済むのかも知らんが、何せ4畳半だからね。離れたって、せいぜい2mが限界。あとはこうして、パソコンに向かいながら聴いてるから、思いっきり至近距離。付属のスピーカーケーブルが6m(!)ってことは、それくらい離れてもOKちゅうことだろうから、本来の性能を十分引き出して聴いてるわけじゃないのかもね。
低域を受け持つスピーカーはベースモジュール1個だけだから、意地悪して(?)Roberta Flackの「やさしく歌って」とか、ドラムとベースの定位が左右に振ってある曲を聴いてみた(昔の曲によくあるよね)。噴出し口の関係からか、キックはなんとか右側から聴こえるような気がするんだが、ベースはやはり真ん中から聴こえてくる。そもそもリスニング用で、モニター用じゃないわな。そんなことは百も承知で買ったんだけどさ。
同じBOSEの101MMを茶の間で使っていて、こちらはアンプ側でいろいろTONEをいじってるけど、これはアンプの「DIRECT」ボタンを押して、ソースの音をそのまんま聴いている。良い音だと思うね。鳴りっぷりは、そのうちまた。