いつぞや話題にしたデジタルピアノ
DGP-5(06/6/6)。最近、押し込んだ特定の鍵盤がちゃんと戻らない現象が発生してね。単純に「油の一つでも注してやろうかな」と思って、ちょっとカバー外してみたのさ。
ピアノの鍵盤の構造って初めて見てみたけど、スゴいことになってるんだねぇ〜...知らんかったよ。んで、力(りき)学的に言うと「支点」に相当するであろう部分を探してみたんだけど、何が何だかさっぱりわからんかったわ(笑)「生兵法はケガのもと」という諺があるくらいだから、素人には調整は無理だろうね。思うに、構成しているパーツがほとんど木なので、ちょっとした狂いが出たのか...と推測。挙動不審なキーに相当する部分をクイクイッと・・・まぁ、適当に動かして何となく元に戻った。んないい加減な事でいいんかい!と思うかも知らんけど、まぁとりあえず直ったんだから良しとしましょう。ホントはやっちゃいかんことかも知れないから、良い子はマネしないように(笑)その後、最終的には鍵盤の隙間に掃除機の細いノズル当てて掃除したら元に戻ったけどね。やはり鍵盤のフタが付いてりゃなぁ。
もちろん、本物のピアノってどんな構造になってんのか全然解らんから何とも言えないんだが、低音部と高音部のキーの重さの違いって何が原因なのかな?このDGP-5はその差を出すために、実際のピアノで言えば弦を叩くハンマーの部分に錘(おもり)が付いていて、それが左手側から右手側にかけて3段階くらいの重さになってるみたいだね。確かに高いキーは軽い事は軽いんだけど、でもやっぱり本物みたいなわけにゃいかんね。先生んとこのピアノはもっと軽やか〜な感じだし。やっぱ「何かを叩く反動」が影響してるんだろうか。錘の重さだけでは表現しきれんのだろうね。
そりゃそうと最近、ピアノソナタとかに挑戦していて「なるほどね〜」って気がついたことがあってね。それは「どうしてこの曲はハ短調でなきゃならんかったわけ?」みたいな...ボキャブラリーが貧弱なので、うまいこと言えないけど、とにかくそんな感じ。ピアノソナタって、全く同じフレーズが転調して現れることがしばしばあるんだけど、それを同じように弾いても「調」によって響きがまるで違うんだわ。試しに先生のピアノでいたずらして「悲愴」の出だしの「ガ〜ン」って部分を鍵盤ひとつずらして「ニ短調」で「ガ〜ン」ってやってみたら・・・気のせいか、なんとなく「悲愴」ってよりは「悲哀」って感じ(笑)「ん〜不思議・・・」って思ってんのは私だけかも知れんが。だからわざわざ♭が5つ付いてたり♯が6つ付いてたりする曲があるんだなぁと勝手に感心してたりする。って、全く的(まと)外れなDOKUDANかもね。まぁ、普段「何?キーが高くて限界?じゃ二つくらい下げるかぁ〜」みたいな会話が平気で成立する音楽をやっている私には、クラッシックの深淵を垣間みたような新鮮な発見・・・な〜んて大袈裟なもんでもないわな(笑)