モンスター日記 その4

2006/5/4 | 投稿者: losthouse

近いのか遠いのかよくわからん、微妙な場所に位置する日本青年館大ホールまでてくてく行って、平沢進「Live白虎野」を観る。

昔にくらべて格段にクオリティの上がったCG、インターネットとライブ会場の連動など、インタラクティブ・ライブはイベントとしてすっかり完成の域に達しているように思える。
思えるのだけど、じゃあこれ別にライブじゃなくてもいーじゃん、歌ったり演奏しなくてもCGだけでいーんじゃね?とも思ってしまって、インタラクティブを追求した先には、CGとSEのみで構成された遊園地のアトラクションのようなものが残るのではないか、そろそろインタラクティブ・ライブという形式も潮時なのでは無いかな、と思いながら観ていた。

でも、つまらなかったわけじゃ無い。
「平沢語」に慣れていないとまったくわけがわからんであろう、ひねくれて愛想のない物語とか、円相場の変動によってリアルタイムに進行が変わる仕掛けとかは面白かったし、完璧なバグパイプ奏法を弾きこなす、ギタリスト平沢が久しぶりに観れたのは感激だった。

何より、いわゆる「音楽シーン」からは完全に隔絶された場所で、閉じた世界ではあるが自分の趣味や主義主張だけを徹底的に追い求める平沢進というひとがまだこうして演奏しているということ、インタラクティブだろうが何だろうが、まだライブを続けているということ、バンドも無くなり、ひとりぼっちになっても変わらぬ創作意欲を持ち続けているその姿に、僕は勇気づけられるのだった。
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