古代日記

2005/11/21 | 投稿者: losthouse

諸星大二郎の新刊「魔障ヶ岳」を読む。

70年代から断続的に続いてきた「妖怪ハンター」シリーズの最新作で、何が凄いってその題材、ストーリー展開、絵柄が第一作の頃に比べてなーんも変わっちゃいないことで(絵柄は昔よりラフになってるけど、本質的には何も変わってない。要するに昔も今も絵が下手なのである)、デビューから30年以上、手塚治虫文化賞もとってもう立派な巨匠だというのに、いまだに「ムー」とか読んでる中学生が大喜びしそうな伝奇漫画を描いている諸星大二郎は、やっぱり凄い。
いや、皮肉めいたつもりは全く無くて、私ごときが諸星大先生に皮肉なんぞ言える筈も無くて、なにより「魔障ヶ岳」は滅法面白いのだから、本当に凄いと思う。

シオドア・スタージョン「一角獣・多角獣」も読了。

長らく絶版で、凄い凄いと評判だけは聞いていながら読めなかった一冊ですが、いやぁ、これほどまでに素晴らしいとは思いませんでした。感情移入し過ぎて、久々に本を読んで泣きそうになりました。
ほんと、少しでも興味を持ったひとは是非読んで欲しい本です。

更に言うと、「一角獣・多角獣」は翻訳時に原本から短編3編が割愛されているんですが、そのうちの1編「たとえ世界を失っても」は、現在河出文庫「20世紀SF 第2巻」で読めます。
これがまた良い話で。思い出しただけで涙腺が刺激されます。




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