伯林日記

2008/10/3 | 投稿者: losthouse

渋谷にある若者向けファッション・ビルの最上階。
「ルー・リード/ベルリン」という映画を観る。

ルー・リードのファンなら勿論観ておかなくてはいけない名演の記録。

でも映画だから、歌詞に字幕がつくのだ。
字幕がつくと、「ベルリン」の陰惨な内容が字面で目に入って来るもんだから、ふだん耳から拙いヒヤリング能力でもって歌詞を聴いているときよりも更に陰惨さを増してしまって、観終わる頃にはいくらファンの僕でも、人間の暗い淵ばかりを覗いた地獄めぐりの数々に、流石にぐったりしてしまうのだった。

この映画で初めてルー・リードの音楽にふれる、というひとには、それが結構苦痛かも知れないな、と思った。

でも、「ほかの誰もがうたわないことをうたう」ルー・リードの作詞に臨む姿勢は十二分に伝わるし、観たものをぐったりさせる程に「ベルリン」の陰惨さが表現されているのであれば、やっぱりそれは良いことなのだ。

「ベルリン」の全曲が演奏された後、疲れきった頭脳を浄化するように始まるアンコール。
アントニーとルー・リードがデュエットする「キャンディ・セッズ」が素晴らしかった。ほっとした。




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