粘流日記

2008/8/3 | 投稿者: losthouse

名作だ、傑作だ、と色んなひとが言っていても、本屋に売ってないから読む事のできない本がある。

マイクル・コーニイ「ハローサマー、グッドバイ」も、むかしサンリオから出てそれっきりになっていたので、そうした「読めない名作」のひとつだった。

のだが。
その名作の誉れ高い「ハローサマー、グッドバイ」が、完全新訳版となって先月めでたく河出文庫から発売されたのだ。
漸く読むことが出来てうれしい。

ジュブナイルとしては全く非の打ちどころが無い完成度。
別に子供向けに書かれた本では無いのだけれど、例えば中学2年生の夏休みにこれを読んだら、一生ついてまわるような感激をするだろうな、ってふうに想像して、中学生のときにこの本を読みたかった、と心から思う。

希望と絶望がないまぜになるラスト・シーンから受ける印象は、そんじょそこいらのSFでは味わえない。希有な体験だった。

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