流血日記

2008/7/28 | 投稿者: losthouse

昼間っからテレビで「アイ・アム・レジェンド」ってゆう映画を観ていて、なんでそんなものを観てたかとゆうと、原作がリチャード・マシスンの「吸血鬼」だから。ヴィンセント・プライスの「地球最後の男」のリメイクだから、と言ったほうが通りが良いのか。とにかく観ていた。

最近のハリウッド映画の特撮は本当に凄くて、荒廃した無人のニューヨークの光景はとってもわくわくさせてくれるのだけど、吸血鬼じゃない変なゾンビがちっとも魅力的で無いのはさておき、憤慨せざるを得ないのはその結末。
原作では流石マシスン、いかにもトワイライト・ゾーン的な、「奇妙な味」センスに満ちたどんでん返しで終わるのだけど、「アイ・アム・レジェンド」は原作の一番面白いところを全部台無しにしてしまっていて、本当に非道い映画だった。

恥ずかしながら未見なのだが、2度目の映画化である「オメガマン」の結末も似たような台無しラストだったようで、つまり「アイ・アム・レジェンド」は「地球最後の男」では無くて「オメガマン」のリメイクだった、って事なのだろうか。

でも、DVD版には、もうひとつのエンディング、として原作通りの結末も収録されているのだそうだ。
ちゃんと撮影されてたって事は、つまり漫画に出てくるようなハリウッドのプロデューサーとかが、「なんか終わりがよくわかんねぇよ。もっとボガーン、つって終わらせろよ」とか言って改変させられたのだとしたら何か笑えるけど、脚本家は可哀想だなぁ。

先日、クローネンバーグの「ザ・フライ」2枚組DVDを購入して、これでもかと言うくらいに特典映像がてんこ盛りされていて、ぐったりしながらも律儀に全部観たのだが、それにもやっぱりもうひとつのエンディング、っていうのが収録されていて、それがまさに蛇足、公開版がこの結末だったら多分名作とは言われていないであろうと思わせる、非道いエンディングで実に笑えた。

頭の悪そうなプロデューサーが特典映像のインタビューで、「あれは私のアイデアなんだ、実は今でもあっちの方が良いと思ってるんだけど…」って言っているのが情けないが、一応撮ってはあげたけど結局採用しなかったクローネンバーグ以下スタッフは本当に偉かった。




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