賭博日記

2008/7/21 | 投稿者: losthouse

レオニード・ツィプキンというひとの、「バーデン・バーデンの夏」という本を読む。

ドストエフスキーに取り憑かれたひとが書く、ドストエフスキーに取り憑かれたひとの物語。
僕のようにドストエフスキーに取り憑かれたことがあるひとは、きっと夢中になって読み進め、読み終わった後もずっと幸福な気分に浸ることが出来る、とても良い小説だ。

偉大で高潔なる作品群を残した作家は、とんでもなく嫌な奴だったので、だから偉大で高潔な作品を残した。
激しい感情を叩き付けるだけでなく、ドストエフスキーが如何にして優しさと慈愛に満ちた人物を創造し得たのか、その秘密が垣間みえたような気にさせる、面白い小説だった。




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