500年

2008/3/9 | 投稿者: losthouse

もう何年も前の不燃ゴミの日に、サミットの袋に入れてぐるぐるに縛って廃棄した筈の誰かの魂が、巡り巡って奇跡的な確率でまた僕のところに戻って来る。

隣で寝息を立てている美しい魂。
置物のペンギンが西新宿でエロDVDを買っていて、それがいずれも巨乳ものである、というような夢をみて笑っている。

もう何年も前から変わらないものを数えては、変わらないものの数の多さに歓び疲れて眠ってしまったのだ。

五百年後の約束が、実は五百年前から果たされているという考え方。
安いおもちゃのマーチング・バンドが電子音で奏でた行進曲のひとくさりを、鼻歌で再現して永遠にうたい続けながら五百年間とどきますようにと、時間や距離や科学を超えて、僕等はものすごいスピードで約束を守ったのだった。

つぼみと花びら。コーン・フレークのまきびし。
つぼみが開いたその時刻に、花を散らさずそっと近付く。
コーン・フレークを靴で踏み、ぱきっと割れて床が汚れて、このままだと敵に侵入経路を気付かれてしまう。

というような夢をみながら、そして時刻が深夜になると、僕と誰かの魂は入れ替わってしまってもうどっちがどっちでどっちがどっちか。




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