反日日記

2007/10/27 | 投稿者: losthouse

DVDを借りて来て、「パッチギ! LOVE&PEACE」という映画を観る。

とっても面白かった。「まいこはん」とか「戦艦大和」とか「そんごくう」とか、はなから観る気も起こらないような下らない日本映画のなかでは、だいぶまともな映画だと思うし、僕の周りのひとから聞く評価も悪いものじゃ無いんだけれど、一般的に世間では評価が低い、とされているのはインターネット上のレビューが原因のようだ。

それらは例えばヤフーのユーザーレビューに顕著なのだけれど、要するに「反日」映画で、「自虐史観」に基づいてつくられているこんな映画はダメ、ってのが大方の論旨で、まぁそんなレビューの五百や千はあっという間にネットにばら撒かれるだろうな、とは映画を観れば大体予想がつくんだが、何よりもこんな落書きみたいなレビューに影響される大人たちが結構居るってことが恐ろしい。

少し前までは、所謂ネット右翼の文章なんてまさしく便所の落書き、誰も本気で相手にするやつなんて居なかったのに、インターネットが「一般化」したとテレビや広告に騙されて信じられている社会では、本気で彼等の言論(言論、なんて大層なもんじゃないんだけど)に引き摺られてしまう馬鹿が沢山いるみたい。いや、中学生とかならわかるけど、いい大人が。
何より恐ろしいのはこうしたインターネットの読み方を知らない/慣れていない大人が、落書きを本気に捉えてその気分を現実に持ち帰って、「ネットではみんながこう言っている。だからこうあるべきなのだ」なんて言ってしまう世の中で、テレビも新聞も今ではそんな言説が当り前なのだから、もう駄目かな、と思う。

DVDを返して、帰りにザ・スターリン「STOP JAP NAKED」を買う。
82年に出たセカンド・アルバム「STOP JAP」のリミックス盤。当時レコ倫に引っ掛かって修正された歌詞を元に戻した無修正版で、リミックスで音圧も上がって実に格好良い。

右にも左にも絶望して、ただただ反日、っていうか反逆、反抗、もうあとはぶっ壊すしかねぇ、ってスターリンのやけっぱちに、中学生の僕は過剰に共感したものだが、同じように共感していた筈の当時の子供たち、すべての年老いたパンクスよ、今どこで何してる?
テレビや広告のビッグ・ブラザーに、取り込まれてるの?





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