献身日記

2006/8/24 | 投稿者: losthouse

方南町で流行りのやきとん屋は今日も大繁盛、満席で断られ、仕方が無いので近くにあったチェーン居酒屋で安酒、養老ビールいっぽんください、と異常に冷房のきいた店内で震えながら飲む。
広くもないけど狭くもない店内に接客係の女の子がひとりきり、満員の酔客たちに無理な注文をいわれ散々こき使われても嫌な顔ひとつせず、笑顔で応対、店内を急ぎ走り手際良く皿や杯を運ぶその姿はまるで戦場のナイチンゲール、健気で献身的な彼女に僕は全面的に感激、共感、次にマグロのカマ焼きを運んで来たときに結婚を申し込もう、とそわそわして待っていて、来た、「まぐろかまでーす」って彼女が持って来た皿がテーブルの上どんと置かれ、しめさば用の醤油皿の上に丁度乗っかって、醤油皿の中には勿論醤油がはいってるから、その勢いでテーブルの周囲に醤油が飛散、「あーあー」って僕らが困惑していると向かいのテーブルから「すんませーん」って声がして、「はいただいまー」って彼女は僕らの戸惑いを宙吊りにしたまま戦場を駆け抜けて去って行くのだった。
それでもいい、どうでもいい。ホスピタリティ・オン・パレード。




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