「体力勝負のダイブマン(DIVE MAN)_1991年製品」
高圧呼吸・ダイビング系
『スキューバよりも手軽に。シュノーケルよりも本格的に。』
販売当時の販促キャッチだ。
最大6メートル深でのダイビングが可能だけれども、体力がないとキツイ。無理なく潜水を楽しめる深度は、せいぜい3メートル位かな。
要するにポンプを抱えて潜るという事。動力はダイバー自身なのだ。
本体内に取り付けられた袋(一応丈夫に出来ている)を、足で引っ張って伸ばした時に外気を取り込む仕組み。袋というよりも、ダイアフラム原理で陰圧(吸引力)を得ると考えた方が分かり易いかな。
スキューバ潜水のようにエアーボンベの残圧を気にせず、体力の続く限り、タダでダイビング出来た。
袋端から伸びたヒモを足首のところに括り付け、カエル泳ぎを続けている間は呼吸が可能だが、動作を止めると窒息してしまう(ヒモを縮めた時しか吸えないからタイミング計るのは難しいよ)。
使用者本人は必死の形相だが、端で見ているとちょこまかと小賢しい。じたばたしているとしか映らないし、ハッキリ言って格好悪い(笑)。
ところで、シュノーケルの筒だけれど、どのくらいの長さ(深さ)までOKだと思いますか?
根性で吸えるのはせいぜい1.5メートル位(起立姿勢の場合、横隔膜の位置が下がるからそれ以浅)。
実用レベルでは50センチが良いところでしょうね。
たとえばの話、ダイブマンのホースを咥えて6メートル深まで素潜りし、大気を吸おうと気道を開いた瞬間に、肺疱は水圧に押し潰されて、、、チーン、ご臨終、、ってな事になるでしょう。
この製品、西武自動車販売(既に倒産)が1991年に売り出していた。
販促キャッチの通り、手軽に浅深度のダイビングは出来た。しかし、優雅なリゾートダイバーには受け入れられず、金欠ダイバーには敷居の高い価格設定(定価89,000円)のためそっぽを向かれ、殆ど売れなかったようだよ。

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