ビートに履かせたシバタイヤ(TW280)のタイヤテストから、転がし用でタイヤの山が減ったRE71Rに戻してから感じたことについて書きます。
シバタイヤのイメージはDLに近い感じと、先日、ブログで書きましたが、改めてBSとは違うと思いました。
タイヤの好みは人それぞれなので、以前ブログに書いたとおりココではどちらが優れているということは書きませんが、RE71Rは転がりのバランスとグリップのバランスがイイと改めて思いました。
ローパワーのクルマだからこそ体感できるタイヤと路面の抵抗感。
スポーツ走行においては、タイヤのグリップはある方が良いのは否定しませんが、タイムを削ることとなると、タイヤのグリップの使い方を間違えると、それが足かせになり、タイムロスになります。
マニュアル車のギアをニュートラルに入れて、クルマを押したことがある人であればわかると思いますが、ハンドルを真っ直ぐにした状態で押すのと、ハンドルに角度が付いた状態で押すのとでは、抵抗の大きさが違います。
高速道路で走るようにほぼハンドルが直進状態で走り続けることができれば、最も効率よく抵抗が少ない状況で走れますが、実際にはコーナーを曲がるためにはハンドルを切らないと曲がりません。
コーナーを曲がるために切っているハンドルの舵角が、実は抵抗を生んでいるわけです。
旋回中にグリップはして欲しいけど、極端に抵抗にはなって欲しくないという相反する理想でもあります。
その抵抗をハンドルの舵角を少なくすることで緩和できますが、実はタイヤそのものの影響も少なくないです。
わかりやすい例を書くと、車格に合っていない極端に幅広で外径の大きいタイヤを履かせると抵抗が大きすぎて車速が伸びないみたいなことがあります。
「太いは偉い」も限度を超えるとダメなアレです。
たまに違うメーカーのタイヤを履いてみることで、普段、余り考えていなかったことに気づくきっかけになるので、楽しいですね。

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