今年も残すところあと1ヶ月。
コロナ騒動で振り回された1年で、ようやく少しは落ち着いてきたかと思いきや、再びコロナの波が押し寄せてくる危機的状況にあると感じています。
「Go Toトラベル」や「Go Toイート」の政策のため、コロナ感染者が増加したという直接的な要因になったとは言えませんが、少なくとも「その引き金」にはなっていると思います。
極論を言えば、10,000人の人が集まったとしても、集まった場所に保菌者がおらず、ウイルスが存在しない環境であれば感染はしませんが、10人しか集まっていなくても、そのうち1人でも保菌者がいれば感染が広がります。
「Go To」が経済を回すための政策だったとはいえ、受け取る人にとっては、「もう、コロナは終息したのではないか」と勘違いし、自粛や日常生活の制約等の反動もあって無頓着な人が動き回れば、それだけリスクは高まるというものです。
キャンペーンを利用する人がいる一方、宿泊施設や飲食店こそ恩恵を受けたいところですが、コロナ感染者の増加によりキャンペーンを中止せざるを得ない状況となれば、キャンセル等による反動は酷いものだと思います。
特に12月特需を期待していた都心部の飲食店はキャンセル、営業時間短縮、客足激減などで家賃を払えず廃業という店舗が再び増加するのではないかと思われます。
このキャンペーンが始まったときから、「お得だから!」ということで飛びつく気にはなれなかった私は、一度もこのキャンペーンを利用したことがないのですが、ちょっと思うのは、果たして、コレに投じられた税金は、みんなを幸せにできたんでしょうかね・・・。
師も走るほど忙しいという師走に、医療現場だけがきりきり舞いになるという事態だけは回避するよう、今一度、一人一人の心がけが必要な時期なのではないかと思う今日この頃です。

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