昨日に引き続き、毎度お世話になっている
福田自動車で、ミラのエンジンを降ろす作業をする過程で驚愕の新事実を発見しました。
このネタは、ひょっとすると他のミラオーナーも参考になるかも知れません。
タイトルにある
「異音」とは、ダイチャレ関西第3戦前から気にしていた
「ドライブシャフトの異音」のことですが、実はダイチャレ終了後、高速道路で帰宅する途中から
異音や振動が消えていたのです。
ドライブシャフト特有の、パキパキ、カッカッカ・・・という異音に酷似していたので、原因はドラシャのベアリングのガタつきだと思っていたのですが、実は違っていました。
異音が消えた理由は不明でしたが、完全にドライブシャフトが犯人だと思っていたので本当に意外な真犯人に驚きました。
まるで火曜サスペンス劇場くらい(笑)
現物を見て納得。どうりで途中から異音がしなくなったわけです。
え?もったいぶるな!?
では、お見せしましょう。
驚愕の事実を!
こんなところに
クラックが入っていました。
場所はリアのエンジンマウントを固定する支柱で、メンバーと連結した重要な部位です。
(名前なんて言うのかな・・・)
クラックを発見した際、丁度、丸山自動車板金塗装の丸山さんが福田自動車に来られていて、その部位を見るなり・・・
「あ〜あ、大事じゃあ。」
「はぁ、そがぁなつまらんもん、捨てんさい(広島弁訳:もう、そんなにつまらないものは捨てなさい)」
と酷い捨て台詞を吐いてさっさと帰ってしまいましたので、
『これは丸ちゃんに泣きつくしかない!』と思い、急いでメンバーを軽トラックに積んで丸ちゃんのところへ襲撃!
福田自動車から丸山自動車板金塗装へは車で数分の距離なので、軽トラックの荷台に載せてメンバーが暴れないようゆっくり移動。
丸山さんの奥さん曰く「丸山さんは外出中」と言われましたが、しばらくすると原付で帰ってこられました。
丸山さん「なぁにしよんやぁ〜。」
私『丸山さん、さっき見たのどうにかしてくださいよ。』
丸山さん「そがぁなもん、ゴミじゃけぇ。つまらへんよぉ。(広島弁訳:そんなものゴミだからどうしようもないよ。)」
私『そんな事言わずに、何とか溶接してくださいよぉ。』
丸山さん「しょうがないのぉ。溶接したげるけぇ、はよぉメンバーばらしんさいや。(広島弁訳:仕方ないな。溶接をしてあげるから、早くメンバーを分解しなさい。)」
バラしていく途中で更に大変なことになっていることを発見。
クラックどころか完全に千切れていました(滝汗)
丸山さんの機嫌が変わらないうちにスタビライザーの固定箇所を外して牽引フックの箇所を逃がし、例のブツを単体にして丸山さんに手渡すと、既に溶接機の電源を入れて待ってくださっていました。
(ホントは優しいんだから・・・丸山さんたら。ウフフッ)
準備万端だった丸山さんは、クラック箇所の位置あわせをして、手際よく溶接開始。
結局、溶接だけでなく、鉄板で補強も入れてくださいました(感謝)。
話を冒頭に戻しますが、ドライブシャフトと思っていた異音は実はシロで、真犯人はクラックでした。
そのクラックが主要因ですが、金属同士の擦れる過程でパキパキと音がし、最終的にダイチャレ走行中に完全に分断され、異音がしなくなったのだと思います。
滅多にないパターンでしょうが、症状を思い出すと、
1.異音はハンドルを切ったときだけ鳴るのではなく、ハンドルが真っ直ぐでも鳴っていた。
2.シフトレバーがある真下あたりのフロアから振動が伝わっていた。
この2点が挙げられます。
エンジンが慣性で前後に揺れることによって、この異音が発生していたのですが、よく考えたらこんな箇所が折れてしまって、この車(ミラ)はつくづく実験車両だなぁと痛感(^^;
そんなこんなで、福田社長や丸山さん等から多大のご協力をいただきながら(多大な迷惑とも言う・・・)ミラの修復が順調に(?)進んでいます。
追伸:福田社長、ミッション換装するまでリフト1台つぶしてすみません・・・m(_ _)m

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