お久しぶりです。
このブログも本当に途切れがちですが、なかなか思うように自宅建築がはかどらないのと、雑事に追われてすっかり頭の中から追い出してしまっているのがダメですね〜。
春から展覧会等で大変忙しく、セルフビルドどころじゃ無くなってしまいました。
そうこうしているうちに梅雨入りしてしまったわけですが、時々の晴れ間をめがけて少しずつ建築の仕事をやっております。
まず、台所の窓枠を作りました。
一応、風呂場以外は自分で木製建具を制作するつもりですが、土壁なので土を塗ってから後に窓枠をはめる考えです。
が、台所と二階の大窓だけは外付けにするので、先に施工しておく必要があります。
こんなものが出来上がりました。今はやりの木製サッシと呼ばれる、密閉性の高いやり方にしようかとも考えましたが、結局伝統的なふつうの建具の仕組みにしました。木の伸縮とか経年変化を考えたらその方が無難だと判断しての事です。
結局密閉性にこだわったところで、24時間換気を義務づけられているようではほとんど意味が無いですからね。
とりつけは、もっぱらビス留めでサッサーと済ませました。
さて、建具となると雨じまいが心配ですが、仕上げの塗装に今回はプレポリマーという、木の内部に樹脂を浸透させて硬化させる塗料を使ってみました。
コンセプトとしてはオイルフィニッシュや漆と似ていますが、ウレタンの仲間なので防水性はかなり高いと思います。
塗装してから、空気中の水分と化学反応して固まるところは漆とおなじ現象です。
もともとは古建築などの文化財保護の為に研究開発された塗料ということなので期待できますね。
実際問題、耐候性がどれだけあるのか、時間が経たないと分かりませんが、ダメになったらまた塗り直せば良いわけで。
自分の家なのでクレームの心配も無くて気楽で良いです。
この後は、長い間の懸念であった、小屋梁の切り欠きを決行しましたが、又次のブログで!


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