「JG2XA 電通大標準電波がストップにおける、HFドップラー研究の終焉と科学立国日本について」
BCL
どうもこのところ毎日、JG2XA、8006kHzがまったく聞こえないので、またまた電通大・冨澤先生のところに直通電話してしまいました。
そしたらただいま機器故障で停波との由にて。
5006kHzは私がやり始める前から、たぶんVL-1000がコケて止まりっぱなしですが、8006kHzも妨害受けたり被されたりもしてましたし、ついにダメかなと。
ですので代わりに現在、JF2IWLステーションでは900km離れた5858kHz、ソウル気象庁放送を見ていますが、ヘンなドップラヒゲなど、まれに見られるものの、
向こうでは当然ながら、近隣諸国にとって良い周波数を選んでますので、常時見えてしまい、私の目的である、突発的(スポラディックですな)、電離層の発生がいまいち解らない。
、、、ということで、しかたない、できない子のラジオニッケイ9595kHz、これなら周波数も高く距離も近いですから良いでしょう、ダンシャリし損ねのSDRで受信を始めました。
こいつ、夜は寝てる上に、おなか痛いとか言って、たびたび勝手に休むのが使えないやつなんですけど、朝6時に出没した図です。
HDSDRを介すると(?)、いまいち絞りきれずにきれいなトーンが見られず、全幅が7Hzくらいになってます
で、
これドップラなんですかね?、あっち行ったりこっち来たり、ずれまくり、うねりまくり。この図ではSDRの周波数精度=5PPM?もしくはラジオニッケイが動いてるとか。
まあこれは正式なHFドップラ研究ではない、突発的電離層の出現を見るためのモノなのでいいですが、これ、
ラジオペキンの500kWフルパワーに盛大に被されまくり。やるきあるのかと。
で、電通大のHFドップラープロジェクトのページは、タイムマシーンには遺っていますが、
https://web.archive.org/web/20140810113900/http://ssro.ee.uec.ac.jp/lab_tomi/HFD/HFD.html
◆HFD観測継続の問題点(短波標準電波JJY閉局)
現在、郵政省通信総合研究所が運用している短波帯標準電波JJY局が、2000年度末(2001/3/31)を以て閉局する予定です。このため、観測に使用する国内の標準電波が存在しなくなります。この点を解決することが、本研究グループの緊急の課題となっております。
ということで、JJY廃局の瞬間、
いったいに、隣の国のBPMでサウンドカードの校正をやらねばならない科学技術立国、っていうのはこの世に存在するのでしょうか?
短波帯に自国の標準電波がない言うのは、カネが無い云々以前、まったくやる気も何にもないからです。
「ノーベル賞には基礎研究がー!!」言いながら、基礎研究を蔑ろにしている典型例です。
NICTはタダの公共事業斡旋屋、ポスト作り屋であり、日本のためには理研とともに潰れて良い。あとJARLも要らないと思います。
ということで、JG2XAを建てたかたがたには敬意を表しまして、これからは電離層研究、
ちょうどソウルと長柄送信所とを一直線で結んだ地点で観測をやつて居ります。
まあやってるって言ってもドシロウトさんなんで、単に画像を溜め込んでおいて、大震災の後で、あーあ、って見るだけなんですが。
VIDEO
これは8月の真夏、お盆前、朝と夕に関東で激しいEスポが出たのを偶然に捕らえたJG2XAの映像です。Eスポが出た瞬間、乱反射してフラッタまくり。
億のカネなんか要らない、たかだかFT-850とVL-1000があれば良いだけなのに、だがそれゆえにむしろ、タカリ業者が現れず、JG2XAはほんとうに惜しいことをしました。
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同日追記:
ラジオニッケイ・9メガ、
ぜんぜん見えないんじゃないの?、っていうと、
放送設備の保守・点検のお知らせ・・・RN
放送設備の保守・点検のため、下記の期間について、一部の周波数の放送を休止させていただきます。
ていうことで、29日までお休みでした。ここも、やりたくないよな設備の維持がたいていでないですねえ。
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同日追記:
本日はことのほかCondxよろしく、まともなF層が形成されると、ソウル5858kHz、
あばれまくり。
なお、画像真ん中の19JSTから30分間の正方形のイメージは、毎時00分からの気象情報の、おねえさんの声です。
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