「魔改造」とまでは言えませんが、いよいよ気温も上がってきましたよ、ということで、懸案だったQS1Rの熱対策をすることにしました。CW、RTTYのスキマをフル稼働させて、冬は人肌平熱だった筐体がざっとインフルエンザくらいの熱になってきてるんで。
そこで第一弾として、デバイス類に放熱フィン、とクーリングファンを付けることに。同じくQS1Rを持つクラブ先輩とあれこれ議論しながら方策を決めてゆきました。
DL9GTB局のを見ますと、丸穴開けてます。が、こちら手持ちは、回転ぶん回し穴あけ治具はあるものの、ボール盤が中華モノでして、10年ほど前に工房用に買ったものの、軸がブレまくりなのしかありません。
そこで仕方なしハンドドリルでの直接パンチングメタル方式としました。ファンは5V、60ミリをチョイス。
放熱フィンはFPGA専用のは存在しているのですが、いずれも背が高く、中にファンを入れ込むとつっかえます、ので、背のひくい、FPGAの1/4の大きさが4枚セットのを購入、ADCそのほか用にアルミサッシのカケラみたいなのの3点セットを購入。
で、届いたところで作業開始。
最初はちゃんと紙に線引いて穴位置決めて、貼ってー、ポンチしてー、というのが、あらかじめ予想されていたとおり、初手からもうはやすっかり面倒になり、まずは小さいドリルであけてからとかいうの無し。イキナリ4.5ミリφを当ててドンドコ明けていきましたらもうズレズレです^^
また、このような基板ピッタリシャシだと吸気が問題となりますが、基板に各所穴はあるものの、小さく、シャシの下に穴では不足だろうと、やりたくなかったけど横に6カ所あけました。
できあがり。
アルテラ社さまの神秘のサイクロン3・FPGA様がブルーに輝いています。あとADC、USB用デバイス、ひとつ余ったので何か知らんがそのへんのICにひっつけておきました。DL9GTB局はクーリングファンのオンオフスイッチ付けてるんで、私も、と思いましたが面倒なので無し。そのままQS1Rの電源コネクタに共付けです。
心配していたファンによるノイズは幸いないものの、回る音が以外とうるさいので、50Ωをパラにした抵抗噛ましてすこし回転数落としました。シャシに響いているようなので、クッション入れるなど改善の余地ありです。
外観。いかにも作業が雑だ、、。だがまあこんなところかと。
写真奥は、ふだん北京放送やプロ野球ナイターなぞを聞いているSDR、AFEDRIです。これは夏でも冷たいまま、まったく熱くなりません。
スキマを立ち上げて1時間ほどおいてみましたところ、QS1Rの筐体は冷たいままでイケテルようです。
密閉型から強制吸気空冷型にしたゆえにホコリが心配ですが、こまめに掃除するということで。
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