先週日向神で登った後、いつもと違う道を通ってみようと思い立ち、田主丸へ抜ける県道を通って帰ることにしました。安易に選んだ道はとんでもないヘアピンカーブの連続でしたが、田主丸側に入ると道路脇に古墳らしき高まりが目に入りました。車を停めて確認するとあちらこちらに円墳が存在していました。中には横穴式石室が残っているのもあり、時を忘れて夕暮れまで探し回りました。
自宅に戻って調べてみると「益生田古墳群」というところで、おびただしい古墳が築造されてあります。とりわけ興味深かったのが、古墳直下に活断層が走っており、1340年前(西暦678年)にM7前後の大地震が起こり多くの古墳が破壊されたとのこと。それでもなお完存している石室がいくつも残っており、石積み技術の高さに感心しました。
P1(上段)とP2(下段)。
P4、玄室の入口が壊れかけている。
P6、立派な石室。なぜか登山靴が置いてあった。
翌週、筑後川流域の装飾古墳公開を見た後、再び益生田古墳群の東方面を探索。予想ほど発見できませんでしたが、美しい石室がしっかりと残っていました。地震の事を知り石室内に入るのが怖くなったので、ここはもう打ち止めかな・・。
P11。これも羨道が壊れかけていた。
P12。石積みがとても美しい石室。
P13。盟主墳か?天井部がないのが残念。

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