先週末、裏宝満を徘徊した際に、久しぶりに釣船岩を訪れたところ、整備(リボルト)がなされており、クラックも掃除されていました。梅雨の合い間の火曜日、ボッカをかねて登りに行ってきました。
昭和の森から仏頂山を越えて行きたかったのですが、天気が不安だったのでシラハケ尾根から入りました。汗だくになりながらのアプローチでしたが、取り付きは風穴状になっているので、とても涼しく快適でした。
このところの雨で下部のしみ出しがひどく、TRで登ることにしました。まずは中央にある明瞭なハンドクラックのルートをトライ。出だしが難しくて少し悩みましたが、なんとか解決してクラックへ。タイトなハンドクラックで、狭くなってくる上部がちょっと難しい(5.10-くらい)。クラックの部分はクリアできたものの、その上のスラブ状フェースに移るところがさらに悪く、今日のところは絶望的でした・・。
クラックが途切れたところからが核心。
次いで右にあるクラックを登ってきました。チムニーから登り初めてクラックへ。ハンドをしっかりと決めて、少し遠目のフィスト。このあたりはぬめっているので、フィストをしっかりと決めないと上がれません。フレークを少したどると、最後は容易なスラブでした。体感は5.10a、いろんなジャムを使うおもしろいルートだと思います。
赤矢印のところに大きな蛇(カラス蛇?)が巣くっていますが、すぐ側を登っていても全く動じません。ちなみに先週末はテラスで日向ぼっこをしていましたから、どうやら釣船岩の主のようです。
アプローチがちょっと難ですが、ボッカ訓練を兼ねていると思えばなんてことありません。小さな岩でルートもわずか数本しかありませんが、ジャミングの練習ができる貴重な岩場です。

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