半年ぶりに雄鉾の開拓にいってきました。前回4ピッチ目まで延ばしていたので、残り1ピッチ半くらい。開拓道具一式もってあがるのに辟易していたので、なんとしても抜け上がるつもりでした。
日曜の作業のことを考えて、土曜はかるく比叡で登りました。少しでも涼しくと思い「サマーホリデー83」を登りました。降りがけに「ゲット・ア・ステップ・アヘッド」の状態を確認。比叡のリボルト計画から全く無視されていますが、なんといっても比叡で最難グレードを誇るルートなので近いうちにリボルトしたいものです。
サマ−ホリデーの核心部。
翌日曜日、どんよりとした空模様でアプローチの途中からポツポツと降り出してきましたが、とりあえず取り付きまで行ってみることにしました。幸い本降りにはならず、壁はしっとりとしてはいるもののなんとか登れそうでした。前回拓いた4ピッチ目まで自分がリード、雨のことが頭にありできるだけ飛ばして登りましたが、しだいに青空も覗くようになり安心して開拓の続きに入ることができました。
5ピッチはパートナーにお任せ。すばらしい高度感のもと、凹角からフェース、そして豪快なフレークと素晴らしいピッチです。凹角の掃除をきちんとすればフリーであがれそうでした。最終6ピッチは平凡なスラブを10mほどあがれば、そこはもう頂上の一角でした。
一昨年の秋に偵察した際アプローチの大変さから断念したものですが、熱き志をもったパートナーに引っ張られて何とか開通させることができました。興味のある方に登っていただければ幸いです。
取り付きから見上げた左稜線
アプローチもちょっとややこしい
今秋は右稜線へ?

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