氷結に大いなる不安がありましたが、先週に続き日隠山へ行ってきました。前回登った氷瀑のひとつ下流の支谷に入る予定でした。
先週の下山時にみつけた右岸の杣道を通って谷へ入ります。正確な気温はわかりませんでしたが、春を思わせる陽気でした。汗びっしょりになりながら遡行していきますが、お目当ての氷瀑はみるも無残な状態になっていました。高巻いて上流を偵察しますが、とてもアイスクライミングができる状況ではありませんでした。
仕方なく前回登った氷瀑まで行ってみようということになりました。肝心の氷瀑はかなり融けており登ってみようという気になれませんでした。上流がどうなっているのか確認するために右岸を高巻きました。少しあがって沢を覗いてみると、予想どおり氷瀑が連なっていました。氷瀑へ降りたてるところまでさらに高巻き、一旦下降してから登り返してみました。出だしの10mほどは傾斜も強くW級プラスくらいでした。出合からは傾斜の強い滝が3つ続く、登り応えのあるすばらしいアイスルンゼになっています。
明日からまた暖かい雨が降るそうなので、今シーズンのアイスはもう終わりかもしれません。ダキ山の氷瀑群に劣らないアイスルンゼが日隠山周辺にもあることがわかりました。いまから来シーズンが待ち遠しいです。
F3に相当する直瀑。
ルンゼ上部から見下ろす。氷結はこの界隈で一番かも・・。

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