毎年恒例となっている冬(春?)の北海道ツアー、今回もなにからなにまで札幌中央労山の方々のお世話になりました。今年はアイスクライミングではなく、まじめに山登りをしようということになり、上ホロカメットクを登ることになりました。冬の上ホロはかなり厳しいそうなので、気候が穏やかになる3月の後半にセッティングしてもらいました。
17日、福岡を発ち千歳へ、出迎えを受けて一路上富良野へ向かいました。白銀荘という素敵なロッジへ投宿、温泉が最高でした。
18日、雪は降っていないものの一面ガスに覆われてパッとしない天気。予報では午後から荒れ模様になるとのことでしたが、とりあえず出かけることになりました。駐車場から旧噴火口まで平坦な雪道をたどり、ここでスキーやスノーシューをデポ。アイゼンに履き替えて正面壁への急な尾根にとりつきます。先行パーティーがいたのでラッセルすることなく高度を稼ぐことができました。ルートは中央クーロワールという比較的登りやすいルートを選んでもらいました。雪の多い春先にはほぼ雪壁となっており、3ピッチ目にちょっとした岩場がある以外は、特に問題なく登ることができました。頂上に抜けたころから風が強くなり視界もきかなくなりました。中央労山の方々のおかげで迷うことなく下山できましたが、初見だったらかなり苦労したと思われます。
19日は八つ手岩を登る予定でしたが、大荒れになりそうだったので取りやめにしました。温泉に浸かってのんびりしてもよかったのですが、三段山下部の緩い斜面でスキーの練習をすることにしました。登っては滑り、登っては滑りと、実際はこけまくりでしたが雪にまみれて楽しい一時でした。

2