翌日曜もかなりの冷え込み。昨日鹿川の神楽館の山手に氷瀑らしきものがみえていたので、ダメもとで氷瀑探しにいってきました。
アプローチを失敗してしまい、大幅に時間をロス。やっとお目当ての谷に降り立ったのですが、すでに2時間近く経っていました。なめ滝を遡っていくと、二股の先に大氷瀑がそそりたっていました。
傾斜はそうないものの信じられないほどの高さで、ついつい見惚れてしまいました。氷結も十分で、ところどころブルーアイスになっています。手持ちのスクリューが8本しかないので、2本ほど拝借して登り始めます。氷もやわらかく傾斜も強くないのですが、なにせ登っても登っても、滝は続いています。50mいっぱい伸ばしたところで、ハンギングビレイ。60mだったら、一段上の平坦部でビレイできてました。アイスグレードで、W級。
見上げると滝はまだまだ続いています。1ピッチ目より傾斜はかなりおちますが、部分的に立っているところもあって緊張が続きます。35mほど延ばしたところに安定したコーナーがあり、そこでピッチをきりました。ここはW-くらい。
あとわずかを残すのみと思い登り始めますが、まだまだ氷は続いており、3ピッチ目も50mいっぱいでした。ここもW-くらい。計3ピッチ、ロープスケールで135m。九州を代表する大氷瀑と思われます。
驚くことに、この先にも60mくらいの見栄えのする氷瀑がありました。氷結も十分で是非とも登りたかったのですが、すでに時間切れでした。左岸沿いをブッシュ伝いに下降、最後は懸垂でした。
登りで迷ったアプローチですが、まっすぐ谷を下ると悪いところも全くなく、神楽館に出ました。逆コースでは、おそらく1時間強で大滝につくと思われます。地元の人に聞くと、今冬限定かもしれないとのことでした・・。
大滝(125m、3ピッチ)
大滝 1ピッチ目
F2(推定60mくらい)

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