まずまずの寒さが続いているので、先週に続き阿蘇のツベツキ谷へ入りました。松ヶ尾に比べ入っている人が多いようで、いくつかの記録が散見。ここには10mほどのツベツキ大滝があるそうですが、いずれも氷結不十分。今年がダメなら、まず登れるときはこないかも。
8時に入渓。壊れた堰堤までトレースがあり助かりました。ここでアイゼンを着けて、歩きにくい谷筋を遡行。間もなく10mほどのツベツキ大滝へ。予想を上回るショボイ氷で、登るのを断念しかけたのですが、これを登らなかったら何しにきたのかわからず。氷の厚そうなラインで登ってみることにしました。中間部がツララ状でここにチビスクリューを2本固め取り。その後は傾斜も緩いので、氷を崩壊させないように慎重にトップアウト。アドレナリンがかなりでました。さらにあがると10mの滝が。氷結が十分だったらまずまず楽しめそうな滝でしたが、ここは断念して右から巻きました。ここからはひたすらラッセル。フカフカ雪が腰くらいまであり、かなり奮闘しました。ゴルジュを抜け、ブッシュ帯に入ったところで右の北尾根へエスケープ。6時間半で頂上へ。日の尾峠への一般路も雪が多くて歩きにくいことこのうえなく、行動時間9時間と疲れてしましました。
もう少し凍っていると思っていたのですが、残念でした。この寒さ続きでも氷結不十分なら、もう登れることはないのでは、と思ってしまいました。

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