細々と三倉通いを重ねて、やっと10回目に。痛めていた背筋の調子が少しよくなったものの無理は禁物、3日間の予定を2日間に短縮し、なおかつ無理のないグレードで登ることにしました。
初日はアプローチの近いワッフルのあるエリアで登ることにしました。もちろんワッフルなぞ登れやしないので、ワッフルの周辺に拓かれたフェースのルートを登りました。まずは「ぬかよろこび(5.10a)」で軽くアップ、と思いきや核心の立ちこみでいきなり背筋にきてしまい、ギリギリでフラッシュ。クラックでなくても、三倉のテン台はあなどれません。続いて「むさし(5.10c)」へ。中間部の左へ移りこむところでテンション。レイバックが背筋に悪そうだったので、2回トライして中止。「花咲かじいさん(5.10c)」も登ってみましたが、下部の右トラバース、最後のワンムーブができずに、これまた敗退。パートナーが「ワッフル」をTRで登ったのち終了。かなり前傾したクラックで、これがテン台とは到底信じられませんでした。
夜半から明け方にかけてパラパラと雨が降りましたが、岩場のコンディションは問題なし。この日は上の岳正面の「右ルート」を登りました。マルチ入門ルートとあったので気軽に取り付きましたが、10aなのでそれなりに厳しかったです。1p目と2p目はリンクして登りました。下部は簡単ですがかなりランナウト、ボルトが打ってあるところでワンテン。3p目の出だしは、古びたハーケンがプロテクションということもあってかなり嫌らしく感じました。その後はクラックからフレークと、高度感もでてきて素晴らしい。トポにすすめてあったように頂上まで行ってきました。青白ハングまで降りてきて大休止。「成人式(5.9)」を登ったところで、雨が降り出したので終了としました。

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