今日はアプリリアSXVの点検についてアレコレ!
最低限、メンテ・点検に必要なSET
アクソーネという、まぁ診断機、コマンダみたいな機械のSETです。その横にあるのは、同調をとる作業の時に必要な高性能デジタルバキュームメータです。どちらも、超高額なので、個人で用意される方はなかなかいないと思いますが、これがないと何もできません!!
アクソーネでマップを書き換えたり、インジェクタのチェックや、他診断機能もありハイテクです。 同調ゲージは、よくありがちなアナログの針の物とは比べ物にならないくらいの、細かい精度で同調を取ります。
この同調をとる作業をキッチリした車輌とそうでない車輌(新車乗りっぱなしや、中古車)では、全く別物にバイクが変わります!!アクセルの開け始めや、あと始動性、アイドリング時の音、安定感。
前回のブログで書いた SXV550VDB は、アイドリング時は前後シリンダそっろってるのに、アクセル開け始めると、前後のスロットルシリンダが不揃いで開きます(50%位からは、揃って開きます) これで、乗りやすさ?アクセルの開けやすさを出してる様です。 実際、550なのに、アクセルあけ始めはとてもマイルドな感じです。(それ以上は、超暴力的な感じです!)
この同調作業、hoopsでは新車出荷時に調整していますが、不思議なことに....時々ずれてる車輌もありますので、1年に1度もしくは、点検のついでに確認した方が、いい場所だと思います。
あと、始動時不調気味のSXVは、タペットクリアランスと、オートデコンプの点検で見違えるくらい、普通に始動できるようになります。セルを長い間、引っ張らないとかからない、SXVは要注意です。ココを直すと、バツグンに調子よくなります。
きちんと整備したSXVはとても乗りやすく、爆発的パワーな優れたモタード車です。レース以外で使用されてるお客さんも多数いますが、安心感もあり、普通に乗れる数少ないナンバー付きレーサーだと思います。

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