
八戸市にある是川(これかわ)縄文館にはじめて行ってみました。
ここで出土した合掌土偶は、手を合わせて何かを祈っているような姿が特徴的な珍しいもので、国宝に指定されているとのこと。この日はレプリカが展示されていましたが、通常は本物が鎮座しているそうです。
精緻な造形の土器、漆塗りの美しい装飾品や織物など、展示されている出土品からは当時の驚くほど高度な技術がうかがわれます。
また、十和田カルデラが繰り返した巨大噴火がこの地域の人々の生活や文化に、多大な影響を与えてきたことなどが紹介されていました。
東日本大震災以降、各地で火山活動が活発になっているような話を聞くと心配にもなりますが、この国に暮らす以上逃れられない宿命であるとともに、そんな自然から様々な恵みをいただいて太古の昔から人々は生きてきたのだと、改めて認識させられます。
考古学、地学、民俗学など様々な図書は無料で閲覧できる図書室もありました。
是川縄文館
展示室入館料=250円
http://www.korekawa-jomon.jp/

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