八幡平の
ロッヂ・クラブマンで、テレマークスキービンディングの新規格・NTNシステムを体験しました。
11-12シーズンのテレマーク情報誌「SOUL SLIDE」にも紹介されていますが、テレマーク技術選手権で1位と3位に同時入賞する親子が、八幡平のロッヂをベースにスキーレッスンやスキーツアーガイドなどをされています。
今回はお父さんの方のレッスンでした。
アルペンスキーのデモもやっていて非常に高い技術で美しく滑る姿は見るだけで価値がありますが、倉金さん、指導がとても上手で、いい刺激をいただいてきました。
一連の滑りの中で何が出来ていて、何が出来ていないのかというような、素人には見えない部分をすばやく見抜き、修正する方法を人に合わせて提案する、そんな感じです。
トランシーバーを用いて滑りの中でも修正、指示をしてくるので、コチラの対応も早くなります。
価値ある一日でした。
NTNもまた楽しめました。
従来の75mmのケーブル式に比べ、滑りの中での違和感はほとんどありません。
最初の2〜3本はいつもとの違いを感じこそすれ、それに対応すれば滑りの感触はナチュラルで、ダイレクトな雪面とのやり取りが感じられます。
アルペン向きのしっかりした板に組み合わせてあったこともあり、比較的楽に強いエッヂホールドが出来ました。
そして何よりいいと感じたのは、ビンディングの脱着がとても楽なこと。
つま先側のレバーをストックなどで簡単に操作することで、立ったまま脱着できます。
ブレーキが付きリーシュも不要なので、あの苦しい着けはずしがないのです。これは革命的。
開放機能もあり安心です。
来期はコブラなどよりも軽量なモデルが出るらしいので、とても魅力的なシステムだと感じました。
従来システムと比べ、こちらの方が優れていると感じました。
ただ一点、従来システムとは言えないけどBD01などのツアーモードに比べるとNTNのそれは、つま先を支点にカカトが上がる範囲が狭く、深雪急斜面でのスイッチでは01などに分があると感じました。
ただしこれはツアーモードのない75mm式よりは、ツアーモードのあるNTNの方がいいと言うことになります。
システムとしての比べどころとしては邪道と言えば邪道ですが、僕にとっては結構重要。山を登って滑る道具として見ているので。
それと靴はちょっと硬かったかな、クリスピの。
と言うことで、ケーブル式75mmとNTNを「滑る道具」として比較すると、NTN!
少なくとも整地での滑りはほんとに楽しかったし、別にパウダーでも変わらないと思いました。
そしてここクラブマンでは、NNN−BCでのいわゆるBCクロカンやクロカンツアー、3ピンの細革も取り入れてるそうです。
こだわらないと言うこだわり方、ステキです。
興味ある方、ぜひ体験をお勧めします。

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