朝日連峰保全協議会による合同保全作業に参加しました。
登山道が川のように深く掘れる場所や、登山者の踏み荒らしなどで植物がなくなってしまったところを保全・復元しようとする、朝日を愛する人たちの自主的な活動です。
急に気温が下がりすっかり秋めいた山で、快晴の下、たくさんの人が汗を流しました。

25日の朝は、影朝日が見られました。

雄大なる朝日連峰

麻でできたネットを裸地に張り、植物の種がとどまり芽を出すことを促します。

ハイマツの枝が裸になる現象がところどころで見られました。
地元山岳会の人でも見たことのないもの。

正体はこの虫、マツノクロホシハバチ。
葉を食べつくし、ひどい場合は木を枯らしてしまうそうです。
昔からいた害虫のようですが、近年になって北海道で初めて発見されたり、山形での発生も知られていないらしいなど、何らかの理由で移動・拡大しているのかもしれません。
http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/zukan/konchu/00data/hati/matuhaba/matunoku/note.html
マツ枯れ、ナラ枯れ、ブナ枯れなどに続き、被害が大規模なものにならないことを願うばかりです。

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