お盆休みもあともう1日、8月2日の記事で書いたとおり、9年間使った私の部屋のデスクトップ機が故障し、新しいパソコンへ入れ替えたのだが、PCリサイクル法に基づき、明日その古いパソコンを郵便局に持ち込み、処分することにしたが、モニターだけは正常に映るため、処分という形ではなく、隣町の中古品販売店に売った。
しかしながら、処分する前に内部写真などを撮影、記録しておきたいと思った。(写真1)
VALUESTAR NX VS26D/S7 model CA1(以下VS26Dと略す)という型で、当時NECがPC98-NXと呼ばれる機種を発売した頃で、PC-9801からDOS/V機への移行期であり、当時はあまりにも奇抜すぎると批判もあった。
確かに私がこのパソコンを買った頃は、正直言ってパソコンゲームの当たり年同然の時期であり、ゲームはもちろん、他にも優秀なソフトが出揃ったのは、今でもよく覚えている。
(写真2)正面はステレオスピーカーになっているが、右側のスピーカー部分を押すと扉が開き、CD-ROMドライブとフロッピーディスクドライブが現れる。
(写真3)Intel Insideロゴ。私の購入するパソコンの場合、音楽用として使うことも想定している関係上、必然的にインテル製のCPU搭載機種のみを選択している。確かに音楽用ソフトの場合、インテル製CPU搭載機種でないと動作に支障が出るか、機能制限が出てしまうものがある。
(写真4,5)リアパネルに回り、本体のルーフカバーを開いてみる。
(写真6)PentiumU。マザーボード上に鎮座している姿はまさに格好良い。ルーフカバーを開けると、まず最初に目に付く。
(写真7)nVidia RIVA128。AGPに対応し、9年前のグラフィックチップにしては史上最強の性能を誇る。
Direct3Dに対応し、強力なポリゴン機能を有する。当時は3dFX社のVoodooと良い勝負をしており、Voodooが3D専用だったにもかかわらず、RIVA128は2Dでもかなりきびきびした表示が特徴だったが、3DもVoodooとほとんど互角の表示能力を有する。
(3dFX社もRIVA128にちなんでVoodoo Banseeで2D、3D両対応になったが、最終的には3dFX社がnVidiaに身売りという格好で吸収されてしまった)
致命的な欠点がVRAMが4MBytesまでしか扱えず、後継機種のRIVA128ZXで改善されたが、やがてRIVA TNT、そして現在主流のGeForceと引き継がれていく。
また、同じようにnVidiaと良い意味で性能面で競っていたメーカーである、ATI社製のグラフィックチップについては、後々本ブログでも記事を綴ってみたいと思う。
(写真8)OTI610 TelAudia3D。DirectSoundにハードウェアで対応しており、且つ、一番ユニークだったのがDirectSound環境下でなくても、複数のオーディオデバイスがあるように動作するのが特徴。例えば、サウンドレコーダーを複数起動しても、ちゃんと複数の音声を再生できる。
(写真9)スイッチング電源。DELTA ELECTRONICS製の電源を使用している。
(写真10)マザーボードの全体像を見てみる。出荷時と同じ状態にしたうえで処分に出すように、との指示があったので、増設メモリやSCSI IFなどは外した。
さて、自分としても良き相方だったVS26D、当時はPentiumU 300MHzが最高峰だった時代だったものの、同時にパソコンでの3D表示能力の向上など、パソコンゲームの当たり年同然の時代だったので、ゲーム機にあまり魅力を感じなかった時代だったかもしれない。
ゲームソフトまでも優秀なタイトルが多かった1997〜1998年、その影響もあってか、他のソフトまでも比較的優秀なソフトが多かったのも一番印象に残っている。
最後にVS26Dへ、9年間本当にご苦労様でした。
(PC専用)今回のおすすめ書籍。先日アマゾン日本語版にて書籍を購入したので、パソコンでご覧になっておられる方向けにおすすめ書籍を紹介。「ゆびさきミルクティー」の7巻がもうじき発売になるのみならず、その他気になるおすすめ書籍を紹介。