今日は私自身仕事が休みだが、今日の新聞を見て非常に衝撃的な記事を発見した。
あのコニカミノルタがカメラ及び写真事業から撤退するとの記事を発見、本当に驚きを隠せなかった。
そうこう言っている私も旧ミノルタ時代のデジタルカメラを2機種使用しており、非常に気に入っていたにもかかわらず、こういった話を聞くと私個人としては商品を長きに渡って使っていきたいと思っていたにもかかわらず、非常に残念でならない。
極端なカメラマニアではないので濃い話はできないが、2003年にコニカとミノルタが合併して現在の社名になったわけだが、両社とも、カメラ等写真に関する事業は1世紀前後にも及ぶ歴史があり、まさしく業界初ともいえる要素が非常に多い上、アメリカの宇宙飛行士までも使用したという実績もあり、それらを伺う限りでは合併に伴って今後の安泰をずっと信じていた。
私自身がコニカミノルタ、正確には旧ミノルタ製品を手にしたのは2002年の冬のことだった。
デジタルカメラの購入に踏み切った理由は、
1月8日の記事を見ていただくとして、購入した機種はDiMAGE Xiである。(画像1)
新潟市内の家電・カメラ量販店で見ていたときに、他の類似した機種と比較して新型のMDレコーダーを想像するような感じのカメラらしくない、すっきりしたデザイン及び、荷物にならないサイズだったので気に入り購入したが、実際に使ってみて非常に自然すぎる色合いはかなり好印象を持ち、次の機種もミノルタにしようと思ったほどである。(画像2:DiMAGE Xiで撮影した写真)
次に購入した機種はDiMAGE F300、500万画素で、これを購入した理由は、某デジカメ専門誌の雑誌の見開き一杯の写真(DiMAGE A1で撮影されたもの)を見て、自分自身も作品撮影用として500万画素の機種が欲しいと思った。(画像3)
正直な話、私も経費にゆとりが出たときにDiMAGE A1のようなネオ一眼もしくは、αシリーズを買いたかったが、今回の件でこれらの私が憧れていたカメラが買えなくなるかもしれないと思い、残念でならない。(画像4:DiMAGE F300で撮影した写真)
しかしながら、今回のカメラ及び写真事業から撤退の件で、主要技術の一部はソニーに譲渡されるとの話があり、昨年夏、ソニーとデジタル一眼レフのレンズの件での技術提携があった。
一番望みたいこととして、ソニーの名前でも、DiMAGEの名称を継続して欲しいと願っており、確かに言われてみればソニーも、コニカミノルタも、DiMAGE A1のようなネオ一眼と呼ばれるジャンルの機種をリリースしており、且つプロカメラマンの支持も高く、ネオ一眼ではトップシェアを確保している。
また、私自身コミケなどでコスプレイヤーの写真撮影をする機会があることから、女の人を撮影したとき、自然な色合いで写ると言う理由でコニカミノルタを非常に気に入っており、まるで化粧している部分を強調するような、不自然な誇張が出るキャノンとはまた違った映像表現には非常に好感が持てる。
確かにキャノンのデジタルカメラは金属や物体、建造物を写すのには適した画質と思っており、人物写真はキャノンのデジタルカメラ固有の弱点が出るため、色合い的な面でも、コニカミノルタを中立としてみた場合、やや青色の再現が弱い部分があるかもしれないが、かつて某デジカメ専門誌でSLを写した写真が実に綺麗だったため、私自身がトレインマニアだったら間違いなくキャノンを選択していただろう。
(私自身、コニカミノルタ以外ではソニーの安価な機種(CyberShot U30)を使ったことがあるが、ソニーのデジタルカメラで安価な機種(CyberShot Uシリーズなど)はやや緑色が強く出る傾向があるが、高価な機種はコニカミノルタ同様、非常に自然な色合いだが、やや暗いところでも対応できる点はソニーのデジタルカメラの良いところである)
最も呆れる点は、コニカミノルタの営業体質の怠惰さを指摘している人も圧倒的に多く、もちろん私も商品を使ってみてそう思っている一人だが、非常に良い商品をリリースしているにもかかわらず、あまり知名度が高くなりにくい点が困り物なのかもしれない。
特に携帯電話及びPHS(主にNTTドコモ以外の電話会社…au、ウィルコム、ボーダフォンのみで多く見られる現象)や、映像音響機器で一番見られる現象として、使った人の口コミで広まると言うものがあり、それがためか携帯電話及びPHSではau及びウィルコムが着うたをはじめ、Eメール文字数関係なく本当の意味での送受信無料、同一電話会社間での通話料無料のプランなど、口コミで大ヒットして非常に高い実績を上げているし、映像音響機器ではかつて昔のカセット式ヘッドフォンステレオことウォークマンや、液晶ビューカムに代表される、カメラ一体型ビデオがそうだったが、カメラ等写真機業界ではそういった口コミで商品が売れるといった現象があまりないのかもしれないと思えてならない。
そして現在の携帯電話のカメラが一昔前のデジタルカメラと同じだけの画素数を持つようになったが、私のように携帯電話のカメラの限界を知っていると言う人は別として、ズーム機能といった写真表現に関わる機能がない以外、何ら普通のデジタルカメラと同じように使うこともできるようになったのも、カメラ等写真機業界の不況の原因なのかもしれない。
他にも、私がコニカミノルタ以外に支持しているメーカーとして、ニコンがあるが、会社のデジタルカメラを使ったときに思ったこととして、コニカミノルタとあまり変わらない自然な色合いはとても良かったのが印象に残っているので、現実、本当にコニカミノルタのデジタルカメラを始め、フィルムカメラまでも入手が困難になった場合、ニコンも支持してみようと思う。
できれば、私としても1世紀前後続いたコニカミノルタのカメラ及び写真事業から撤退の話が白紙になることを願いたいが、一番の願いとして、あれだけ自然な写りを見せてくれるコニカミノルタのデジタルカメラを継続して使いたいのは言うまでもない。
参考文献:(コニカミノルタのホームページより抜粋)
「プレスリリース詳細:カメラ事業、フォト事業の終了と今後の計画について(PC専用)」
http://konicaminolta.jp/about/release/kmhd/2006/0119_04_01.html
「重要なお知らせ:レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ関連の一部資産譲渡等について(PC専用)」
http://ca.konicaminolta.jp/information/important/060119/