本当はこの記事も12月22日にアップしたかったのですが、年賀状作成、並びに新潟県下越地方での大規模な停電が原因してアップできないでいました。改めて思うこととして、私の場合、ポケットテレビ並びにポータブルラジオも常に自由に使える環境のため、情報を得るには不自由しませんでしたが、やはり現在の電力依存型の生活環境については、改めて考えさせられたのも事実です。
しかしながら、改めてたっきー氏に感謝申し上げたいこととして、私も本日年賀状をポストに投函してきました。たっきー氏が年賀状の件を言ってくれなかったら、私は今晩年賀状作成に追われていましたが、先日の休みを利用して年賀状作成を終了し、本日ポストに投函してきました。
さてさて、12月20日、会社にて夕方の休憩時間に社員のみ会議室に集合させられ、何があるのだろうかと思いきや、相手先のアルプス電気の売り上げがかなり良かったことから、アルプス電気のOEM製品であるキャノン製コンパクトフォトプリンタ・SELPHY CP710を社員及び協力会社の社員に無償配布するという話があり、まさしく会社からクリスマスプレゼントを貰ったような格好である。
私自身、類似したプリンターとして、
富士写真フィルム製の
「Printpix」(プリンピックス)を支持していたが、その理由として同じ方式が写真店でも採用されている以上、画質及び色彩再現性は言うまでもなく信頼性が高いが、今回、こういったコンパクトフォトプリンタを使用してみて、画質及び色彩再現性に関しては思わず私も唸ってしまうほど素晴らしいと実感させられた。
インクジェットではどんなに優れた機種であっても、目を凝らしてみれば微妙な粒状感は避けられないと思うが、このプリンタは昇華式熱転写方式と呼ばれる方式を採用しており、これは熱によって気化したインク(インクリボン)を専用紙に転写する方式であり、非常にスムーズな諧調表現を実現しているために仕上がりも銀塩写真に近い仕上がりである。
実際、写真店にある「Printpix」を採用したデジカメプリント機で過去に出力した写真のうち、色彩再現性を見るために一番気に入った写真を今回のコンパクトフォトプリンタで出力してみた。上の写真はすべて今回のプリンタで出力したものである。
やや仕上がりが明るいような印象があったが、ほとんど仕上がりには非常に満足しており、ここまで綺麗に仕上がるのであれば、わざわざ写真店に出向く必要もなくなるかもしれない。
(1枚当たりの印刷コストは25円なので、私の周辺地域でデジカメ写真が出力できるような場所ではたいてい30円前後のところが多い…現状では本当に写真店に出向く必要がなくなるかもしれませんね)
インターネットで入手した画像などを写真化しようとした場合、写真店で出力するのには人目が気になるような写真を出力するのにはとても都合が良いと言えよう。
人は誰しもフェチズムのような物があるかもしれないが、そういった画像を写真化するとなると、写真店で出力するのには非常に人目が気になる。
また、後にこのプリンタでインターネットなどで入手したCGイラストも出力してみたが、感心させられたのがエプソンやヒューレット・パッカードのインクジェットプリンタ同様、色彩再現性が純色再現重視で設計されているらしく、イラストなどの色合いも滲まず綺麗に再現される。
確かにキャノンのインクジェットプリンタの場合、中間色再現重視で設計されている傾向があり、エプソンやヒューレット・パッカードのプリンタと同じような感覚で純色再現重視で使うと色滲みがひどくなるケースを過去に経験しており、そのことからイラストなどを出力するのには向かないため、そういった理由で私自身はキャノンのプリンタはあまり関心がなかった。
特に私のように、日本国内及び海外のCGイラスト関連のホームページを訪問するような場合、イラストを出力するとなると色滲みが気になるのは確かであるため、そうなると必然的にエプソンやヒューレット・パッカードのインクジェットプリンタしか選択肢がなくなってしまうが、昇華式熱転写方式を採用したキャノンのコンパクトフォトプリンタはまた色合いの方向性がインクジェット機と違う方向で作られているのかもしれない。
改めて思うこととして、こういったコンパクトフォトプリンタに関してはキャノン製のプリンタは富士写真フィルム製のプリンタと肩を並べるほどきわめて優秀かもしれないと思った。
同社のインクジェット機とは違った色の作り方には非常に好感が持てる。
余談ですが、今回のキャノン製コンパクトフォトプリンタ・SELPHY CP710の実売価格は17,800円前後です。メモリカードスロットを有するため、パソコンに接続しなくても、デジカメや100万画素以上のカメラ付き携帯電話で撮影した写真を簡単に出力することもできます。