すいませんねぇ、相変わらずm(__)m
今日は軽く映画の話で…
今日のタイトルは…「移民の歌」です、ハイ(演者が違う映画ですが)。
『ドラゴンタトゥーの女』観てきましたよぉ!
まずはこちらのトレイラーからどうぞ!
若干、ネタバレ入りますが謎解きの核心には触れません。
ここから↓
で、フィンチャー&レズナーっすよ、これが(笑)。
フィンチャー、好きですな「セブン」「ソーシャルネットワーク」来のコンビですかね。
しかし、本編は思った程暗黒してなかったですわ。
と、言うよりトレイラーやらOPで否応なしに期待しちゃうので、案外小腹が空いた感も…
ですが、堂々2時間半、一瞬も飽きることなく、畳み込む構成はさすがでした。
ただ、多分原作はその辺キッチリ描かれているようですが、活字の映像化って物凄くやりたいことがわかるんだけど、いわゆる「絵にも描けない美女」ってのを、どう表現するか、ってセンスの問題つか趣味が合うかどうかで評価が別れる作品だと思います。
今回は、久々ピカレスクな人物達や、変態行為(でもどこか品はあります、しかし裸が寒々しいんだよね)等のオンパレードでした(^^ゞ(奇しくも、私史上最悪No.1の変態シーンを、サー・オリビエが演じた「マラソンマン」と被る部分がストーリーにある)。
が、そこが最大の見所、お得意のスタイリッシュな映像美で、フィンチャー・ワールドを堪能できます。
また、ミステリの定石、点と点を繋げていって「おおぉ」っというオーソドックスなスタイルを、奇を衒わず丁寧に追っていまして、その点は近い手法の「ゾディアック」よりぐーんと観やすくなっていた様に思えます。(でも、OPは何気にエイリアン3を思い出したぞ(爆)、ドロッって)
惜しむらくは、あまりに時間(尺)を無駄なく理路整然と編集したせいか、人物像にもう少し説明が欲しかったな(;o;)というのが本音。
そこが、「絵に描いた…」なのね。
そこで、比較するのは非常に野暮なんだけど、やはり同じジャンルの最高峰、で、かつ最高峰の悪漢の登場する「羊たちの沈黙」が頭をかすめてしまうんですな。ごめんよ、フィンチャー。
デミ監督は初めの30分には、レクター博士という化け物染みた天才を世に知らしめる事に成功してると思うのよ。まぁ、役者の力も大きいんだろうけどね…
この映画でも女主人公は、それに匹敵する頭脳と行動力、魅力的な容姿(内面)もかね備えている「らしい」んだよね(T_T)。各方面で絶賛されてるそーで。
私的にはなんか、後一息っつか視点を大きくシフトしなきゃ、風呂敷が広がってしまうのはわかるんだけど…もうちっと人物をつめて欲しかったな、と思いました。
北欧の富豪一族を取り巻く事件を、今時なパンキッシュ・スタイルで、華麗な(?)ハッキングや盗撮、容赦ない暴力等々、フットワークも軽やかにって…微妙〜にダサっぽ…うぐっ!…と、いつの時代なんかなぁ…と、感じてしまったりで(汗)。
彼女が合流してくるまでの伏線でキャラ描写しているんだけど、「ゴリ押し」の映像が強く、後半やっと「深み」がついてくるって感じだったなぁ。
前知識まったくなしで見たので、この子も「愛の嵐」的ものを背負ってるのかなぁ、と、想像させられたりしたんですけどね。
しかし、ラストは「セブン」同様、フィンチャーって結構おセンチ好き(笑)なんだよねぇ、と、思わせる部分もあり、決して人間をなおざりにしてはいないのが良いんですわ(あの中のモーガン・フリーマンの設定に、メチャクチャ感動したものでして)。
ま…3部作だって話だそーだから、その辺は後々明かされてくるのかもですけどね。序章って事で…って事かな。まぁ、そう深追いせんでも、見所は沢山ありますです。
ここまで↑
と、まぁ結構好き勝手言ってますが、配役(好きな俳優ばっか(^^)v)、演出、後は文句なしのエンターテイメント作品でした。
音楽もOPがあれなので、少し心配しましたが、これ見よがし感もなく、実に大人向けな上質なミステリになってます。後R15…は、いらないんでねって、思った。Rにするほとグロもエロも普通でしたよ(?)、ある意味子供が見ても分からんじゃね?だったし。
しかし、普段からミステリって敬遠してる私が、配役からすぐに犯人がわかっちまう辺りは、ハリウッド映画だな(笑)、と思ってしまいました。だってクリストファー・プラマー出てきちゃ、既にやばい豪族だろぉ、って思っちゃうじゃん(笑)。
以上、☆は五つで☆☆☆☆。ミステリー好きさん(は、既読か)原作必読らしいっすよ。
PS 最近のよーつべは比率がデカくて重いな…
あ、そうそう今日20時横浜のライヴハウス、ボーダーラインで故倉さん&ワカさんのライヴ のお誘いがありました。ワーイ!なんたけど行けるか微妙…
詳細は
http://borderline-noge.com/

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