赤坂BLITZオープニングシリーズ
Plastic Tree
2008春ツアー「悪戯ワンダフルワールド」 @赤坂BLITZ
プラのこと好きだなぁ。としみじみ思いました。
きっと、音楽を透かして、創っている人を好きになるんだろう。と思う。
そうすると、私は別に音楽が好きな訳ではない、ということになるのだろうか。
でも、そのセンサは、平面のビジュアルには余り作動しないね。
ghostさんや寫眞館ゼラチンさんの写真は好きだし、惹かれる絵というのもないことはない。
言葉は、ある。
対人だと、言動か?
要するに「思想」なのか?
思想を持っているのは人間で、結局、私は人間に拘っていることになるのかな。
......嫌な結論になった。
ま、私の好きの範囲は狭いよね。
先入観は欲しくなかったので、某コミュのセットリストは全く覗いて行きませんでした。
東京は2daysあるのに、最終日しか行けないし、後で、この曲も聞きたかった〜!と悔しがろうと。
……、26日にハセロックやったですか?
それはかなり悔しいですよ。
行かなかったのならともかく、チケットが取れなくて行けなかったんだもん。
ハセロックとは、想像もしていませんでした。
何をやったんだろう。
BOOWY の NO NEW YORK かなぁ?
僕もハセロック聞きたかったー!
閑話休題。
1曲目「夢の島」
空間が広がっていくような長めの前奏だけでもやばかったのに、
竜太朗くんは
僕の
手首は独りぼっち
と歌った、ように聞こえました。
本来は、
特技です。
とても綺麗な日 希望も灰に
なるような
半音下がり気味(と思った。)で、自由に振れるメロディと唄。
やられました。
キラキラした夢の島、一緒に行こう〜
ツアータイトルに相応しい幕開けです。
飛びます。蒼い鳥。
と、竜太朗くんは曲紹介をしました。
蒼い鳥が飛ぶような晴れた綺麗な日です。
みつけられない僕ら、神様が笑った。
なのにね。
たまに、「蒼い鳥」が無性に聞きたくなります。
曲が出た当時は普通に聞いていたけれど、いま聞くと、かなり歪んでいることに驚きます。
それが、カッコイイ。
歌詞も好きです。
見上げたら枝のせいで空はパズルみたい。
竜太朗くんは、時々、切りつけられるような言葉を綴ります。
正くんは、各地でサイケデリックなMCを繰り広げてきたそうですが、
最終日は少しまとまっているとは思いませんか?
見事に、しん。としていました。
ごめんなさい。
僕、このツアー、最終日にして初めてだったので、他がどれだけサイケデリックだったか、分からなかったですよ。
竜太朗くんに
やさしくて冷たい海月たち
と言われてしまいました。(笑)
4人ともしゃべってくれて、うれしかったです。
桜の花びらを散らしていたのも、おもしろかったです。
ぶちくんが、ドラムにかかったのを、丁寧に根こそぎ落としていたのも。
やっぱりね、どんなに表面が変わっても、プラはプラなんだと思います。
うまく言えないし、きちんと伝わる表現ではないかもしれないし、僕が勝手に思っているだけですが、
芯がある。
もしかすると、それは、僕がプラを好きだ。という感情なのかもしれません。
感情論はするけれど、精神論は嫌いです。
アンコールのアンコール、一番最後は「エンジェルダスト」と、締まらない一本締めで。
竜太朗くんは
また!
の言葉を遺して去っていきました。
またね!
客電が点いてから、誰からということもなく、さぁ〜と拍手がおきるのが、
良いなぁ。
と思います。
プラ大好き。
きっとプラは、去年を乗り越えて、次の段階に行ったんですね。
ついて行きますよ。

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