
船の出発と同時にたくさんのウミネコがやって来る。
岩手県宮古市の景勝地を巡る「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」の今シーズンの定期運航が11月25日にラストを迎える。この遊覧船は昨年3月11日の震災発生時に、船長の機転ですぐさま沖に出たことから津波の被害を逃れ、奇跡の遊覧船として各メディアに取り上げられ、震災の傷跡が残る昨年7月16日に運航を再開したため、同地域の観光業復興の先駆けとして期待されていた。2012年の乗客数は震災前に比べて減少の傾向にあり、津波の被害を受けた三陸沿岸各地と同じで宮古でも全国からの観光客を受け入れる宿泊施設の復旧が遅れていて、更には関東からのバスツアー企画が原発の放射能警戒地区を避ける傾向にあり、迂回してもという営業を観光業者は放棄しているから観光客が集まらないため遊覧船の営業にも大きな影響を及ぼしている。雪が舞い冬期を迎えて今シーズンの定期運航は11月25日に終了。
1月上旬まで団体予約の臨時便のみ運航し、定期運航再開は来年3月を予定している。浄土ヶ浜の「浄土ヶ浜レストハウス」は2012年7月21日にオープンしている。外壁の高さ10メートル付近には、2階天井付近まで津波が押し寄せたことを示している青いラインとともに「2011.3.11」と書かれたプレートが設置されている。2階建てのレストハウスは、1階に売店、レストランやファストフード店、授乳室があり、2階には見晴らしのいい休憩所がある。 。
社団法人宮古観光協会浄土ヶ浜レストハウス TEL0193-62-1179 FAX0193-62-4044 ・最大収容人数 200名 ・駐車場 約300台
ホームページ
みやこ浄土ヶ浜遊覧船
ホームページ 乗船料は、大人乗船料/1,220円、小学生以下乗船料/610円。土曜・日曜・月曜の祝日に1日4便運航。

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