シクラメン/ サクラソウ科シクラメン属/多年性 草花 原産/小アジア
寒くなってくると園芸店の店先を飾る鉢花としてたくさんでまわる球根性の植物で買い求めたことのある人も多いが、大抵の人は夏越しという夏の暑くて蒸し暑い期間にこの球根を「根ぐされ」という状況にしてしまう、という管理の難しさがある。季節の移り変わりに順応させればシクラメンは夏の暑さに弱く5月頃に葉が枯れて休眠状態になるという鉢植えに付属したラベルの裏側の説明書により、日光の当たらない風通しの場所で夏越しをさせ、休眠にはいったら9月に植え替えるまで一切水を与えないというのだが、この間にすっかり枯れてしまって再生しない状態になったりする
和名で[ ブタノマンジュウ ]とシクラメンを呼ぶ。植物学者大久保三郎がシクラメンの英名:sow bread(雌豚のパン=シクラメンの球根が豚の餌になることから命名)を日本語に翻訳した名であるといわれている。 埼玉県農林総合研究センター園芸研究所では、昭和62年(1987年)に野生種と園芸品種の雑種育成に着手し平成8年(1996年)にバイオテクノロジーを駆使して、世界で初めて園芸種に野生種の芳香を取り入れたシクラメンの育成に成功したが、優良2品種(「麗しの香り」「孤高の香り」)を品種登録出願したのは、平成16年(2004年)に成ってからである。
農林総合研究センター園芸研究所
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