ガマズミを植えて、もう三年?四年?二年目からちゃんと
美しい花をつける元気で優良な株です。しかもでっかくなってきた。木として大すきな木なのですが。
問題が一つ。結実しません。調べてみると、自家受粉しにくい植物のようです。
そこで!!
この写真をご覧ください。この美しい、可愛い集合花。紛れもなくガマズミなのですが。これは、単独では受粉しにくいガマズミに娶せるために輿入れさせた近縁種「風鈴ガマズミ」の花でございます。

本家のガマズミの花に比べると、一回り大きさも小さく、もちろん株の大きさもまったく違うのですが、何よりこの株、買ったときに既にちゃんと真っ赤な実をつけていたという事実でございます。

この端正な花の花粉で、何とか、ガマズミちゃんの結実を。
と思ったのですが……。これをご覧ください。

本日の時点で、ガマズミ未開花。“連れ合い”の風鈴ガマズミのほうは、GWはじめには開花を始めていました。つまり両種、開花時期がずれています。うう。間に合わないかも。ちゅうか、間に合わないに違いない。今年こそは、と力を入れていたのに。ガマズミ酒、ちゃんと作るつもりだったのに。
そのかわり。
といってはなんですが。
この植物。
この北側庭の主要な植栽エリアの全域に、今勢力を着々と伸ばしつつある、強靱な蔓植物。

ツルウメモドキさま、この人です。ガマズミの幹に、くるくると巻き付いて、隣のウワミゾザクラに絡みつき、青木をなめて、コナラの枝まで展開中。
いつ生えてきたんでしょうか?
ここ二三年のうちに、とても大きくなりました。もちろん“植えて”はいませんよ。
誰かが、おそらくは空を飛ぶ鳥たちによって運ばれた一粒のタネから発生したに違いありません。
そして蕾です。
この蕾に密かに注目しています。
この株が、雄株なのか、雌株なのか?(ツルウメモドキは雌雄異体です)注目しています。花の形が違うらしいです。注目しています。なぜか?
ツルウメモドキも結実を目指しているからです。
この蕾が開花したとき、それが雄花の特徴を備えているか、雌花の特徴を持っているのか。検討しようと思います。そして、この株にも“連れ合い”を何とか確保したいなぁっ……て思っています。