今年も、北庭西側のナニワノイバラはガンガンに咲きました。3年目のシーズンと思います。5月初めごろの写真です。

そして、当然、この大振りな花の蜜や花粉を求めて、ブンブンブンとやってくるミツバチたち。

ひっきりなしに、十数匹のミツバチ、そこへ花アブさんたちもやってくる……ブンブンブン♪昼間の間、ずっとその羽ばたきの音が庭に満ちていました。

花の後半には、大型のクマバチも飛来して、そのにぎやかさがピークに達しました。先週いっぱいで花もおしまい。ナニワノイバラの祭典は終了。さて、株は隣地との境に立ててあるブロック塀に沿って、びっしりと蔓状の強固なシュラブを形成しています。

これを、花の終了を待って、強剪定しました。半日がかりでした。このノイバラのとげの強力なこと。モスローズの特徴を強く持っていて、花のついた新しい枝、子房表面に、細かいとげが無数についていて、素手での作業を強烈に拒否してきます。園芸グローブが大活躍。しっかりしたスウェードの手袋の皮をあっさり貫通してくるそれはそれは強いナニワノイバラのトゲでした。
この剪定で、このエリアに少し見た目の余裕がでてきました。ここ周辺に植わっている、クリやらジューンベリーなどにはいい迷惑でしたが、結果的には風通しもよくなって、初夏の準備が整った感じでしょうか。
ノイバラ祭り第二弾。表に回りました。ここにはトゲ無し性のノイバラ(白花)が、これまた3年目ぐらいの大きく育った株として存在しています。

このノイバラもまた、毎年律儀に開花し、更にまた、小さくてかわいいローズヒップをも実らせます。一年中楽しめる株です。
ナニワノイバラに比べたら、ずっと小さいかわいらしい花が、群れをなすように咲いています。

ちょっと花茎やら葉っぱやら、子房部にたくさんのアブラムシの付着が認められると思います。天候のせいか、調子が悪いのか、今年のアブラムシはしつこいのか、今に至るまで、この子たちはくっついたままで進行しております。
そして、こちらにもやはり、花アブを中心に、ミツバチより小型のハチやらアブやらが、路地の通行人=観光客の目を楽しませていました。


ノイバラの向こうに、そっと見えるもう一つのノイバラです。ご存じハマナス山が、電車の到着をお待ちしておりまする。