そうこうしているうちに、北庭の花たちも少し変化が。
まずは、バイカウツギ、ベルエトワール。見事な芳香を放ちながら堂々の開花です。

雨上がりとかに、この花弁のしっとりした色気のある白とさし色の紅を見ると、その香りも相まって、とってもエロスを感じます。
そしてこれは?なんじゃこれ?キャラクターみたい。あ。『寄生獣』っぽくない?

花弁の一つがシュイーンって動き始めたみたいな不思議な形。

品種名は知らず。実家からもらった、ヒトリシズカにくっついてきた植物群に含まれていたユキノシタの一種と思われます。今年はこれが大増殖の勢いです。
北庭のうち、パーゴラに接するあたりは少し湿り気のある土壌がいつもあって、日陰にもなることもあって芝生を張るのをやめて、ヒメイワダレソウを二株ほど植え付けました。今や、ヒメイワダレソウが、完全にグラウンドカバーを支配しています。そこに、ねじ込んでくる強靭な雑草たち。そのうちの一つ。

どう見てもタンポポなんです。花がしょぼいですけれど、今日見たらちゃんとワタゲも作っていましたよ。問題は……よく見てください。在来種タンポポの可能性が大。花房の総苞片が反り返っていないように見えます。実物を観察してみたのですが、確かに、反り返りが見られないように思われます……。もしかすると、在来種かなぁ。種類まではわからず。ちなみに、植木鉢には二株、これも在来種、白花タンポポが採取されて元気に育ちつつあり、ワタゲから発芽をもくろみ中です。白花タンポポいらんかえ〜〜って売り歩こうかしら。と思っていた矢先なので、このタンポポが在来種だったらとってもうれしい。
最後は、桑の実です。

真っ黒に色づいた桑の実。これはもう食べごろでしょうか。食べてのいいんでしょうか。お歯黒ぐらい口が黒くなるらしいですが。ジャムにするほど量もないし。今年は生食かしら。
なんやかんやいいながら、初夏の庭のスケジュールは粛々と進んでいます。梅雨の気配。色づくジューンベリー。春の花が実る季節がもうすぐです。
あ。あのすてきな集合花、ガマズミちゃんも、少し花が終わりかけです。9月から10月。ガマズミ酒の実況中継が出来ることを楽しみに……。