ここを先途と庭の花特集に突入します。
まずは。

前にもお伝えした五葉アケビの花。これを再掲したのは、おそらくこれが受粉を果たした雌しべのような気がするから。この六本の太い蕊が、そのまま肥育して、あのアケビになるんではないかと、密かに期待しているわけです。こんな状態の花が、かなり沢山あります。どうしよう……豊作過ぎたらどうしよう……病的な皮算用妄想中です。
つづいて。

いよいよ今シーズンのモッコウバラが開花をはじめました。明日当たり、満開を迎えるかも知れません。まだ滝のごとき開花……というわけにはいかないものの、今シーズンは相当な数の蕾が開こうとしています。群花爛漫たる姿はまた別の折にレポートします。玄関脇のパーゴラは今とっても華やかです。
お次の番です。同じくバラ科が続きます。

三年前の初夏に売れ残ったイチゴの苗を何の気無しに植えたのです。それが、今相当増えています。ライナーでどんどんいろんなところに生えています。しかしなんせ、管理が出来ていないものですから、まっとうに実を収穫したことがありません。ナメクジが大好きでして、イチゴ。花を観賞するのがもっぱらの楽しみとなっています。
……これは?
これはなんだかわかりますか?

そう。桑の花です。去年、骨折する前にネットで注文し、入院中に配達され、退院するまで放置され、年が改まってようやく植え付けられたかわいそうな桑。マルベリーが、春になってちゃんと芽を出しました。葉っぱが展開し始めたと思ったら、その脇の方から一緒に出てきたのがこの蕾……というべきか、これは既に開花していると言った方がいいのか。何せ、変わった花なので、何とも言いようがありません。これが肥育して、真っ黒に色づいたら完成なのですね。それにしても変な花。これを反対に丸め込んだら……丸め込むって。裏返しにするっていうニュアンスなんだけど、イチジクになるのだろうか。
ペースアップ。

毎年恒例、アマドコロちゃん。これは60mmマクロレンズの絵です。
でこっちは。

16-85mmの絵です。あんまり変わらん。マクロの方が手ぶれリスクが高い。ぴったり合わせるのが難しいという気がします。VR機構の差でしょうか。大好きなアマドロコ。今年もかわいい花が咲きました。
ブルーベリーたくさん開花しています。

ただし、連れ合いの株の花はちょっと遅れ気味。去年までの五葉アケビと三つ葉アケビのバットタイミングを思い出させる。間に植えたワイルドブルーベリーは、これまたちゃんと花をつけていますが、この株はどうも自家受粉できるようなことが書いてあった。意外なほど長い時間、ぽつぽつと熟していって、大量に一気にということはないのですが、時間差で楽しめるのがブルーベリーなので、今年も期待しています。
ソメイヨシノから八重桜へ、山の桜が静かに咲いている頃のこの色はとても印象的。昔、小学生の絵の具箱には、この花の名前を冠した水彩絵の具が入っていた。ヤマブキです。

アップルミントとドクダミが、北庭ジャングルの覇権をめぐって熾烈な争いをするエリアに、まさに雑木林の下草然とした光景の中に、点描のような深い黄色の花弁。

ヤマブキの黄色は、少しオレンジのような色味が裏側に張り付いていて、そしてなんだか少し濡れたような潤い感のある独特の色合いをしている。
レディ・ジェーンが今シーズンの現役引退を表明してぐでんぐでんになっている頃、もう一株の「植えっ放しチューリップ」が、静かに、清楚な花をつける。品種名、失念。なんと凛とした姿。色合いの清楚なこと。一年間放置されていた球根だからでしょうか、多分花の大きさとかは随分小さく咲いたんだと思うけれど、立派に立派に咲いています。

植えっ放し三年目のチューリップって……どうだろうか?挑戦は続く。
最後はまだ蕾です。

ようやくのことです。名阪国道伊賀パーキングエリアで鉢植えで求めた「ガマズミ」が、蕾を付けました。この庭をいじり始めた最初のあたり。三シーズン目の発蕾です。花はもちろん、結実した果実も楽しめるということで……。楽しみです。
明日はビオトープ2号を解体したときに出た石。それは、池を作るために、いろんなところで集めてきた比較的大きな石なんですが、それを使って、北庭にロックガーデンを……もとい、石で囲った花壇を作るつもり。さてどうなることでしょう。