先日自室の整理をしてたら、若い頃に作ったデモテープが出てきた。
恐る恐る聴いてみたら、デモテープとはいうものの、楽器の演奏レベル以外に関してはなかなかのクオリティーで、ドラムは打ち込みだけど時間かけて自分でひとつひとつプログラムしてあるし、それをちゃんとMTRで録音してミックスしてあってちょっと驚いた。
その時使ってたレコーダーがこれ。
初めて買ったマルチトラック。
それまではラジカセを2台用意して、先ず1台のラジカセにギターを録音して、その音を流しながらもう一方のラジカセにベースを録音して、さらにその音を流しながらまたもう片方のラジカセに歌入れて、、、っていう地道な作業をしてて、全部エアで録ってたから録音の最中に電話鳴ったり弟が何か話に来たりするとまた最初からやり直しになったりして(笑)。
なのでラジカセ2台を向かい合わせなくてもボタンひとつで多重録音やピンポン作業なんかできる機械がある!! って知った瞬間にもう楽器屋さんに走ってた(笑)。
で、このMTR、ホントよく使った。
家にいる時はほとんどずっと触ってた。
あまりにも使い過ぎてカセット部分のヘッドは3回も交換してもらった。
今でも感覚よく覚えてるけど、やっぱりアナログっていい。 インジケーターも針のやつで、動いてるの眺めてるだけでなんかワクワクしてくる。
デジタルなら記憶させた曲のポイントまで一瞬で戻るけど、アナログは数字見ながらそのポイントまで巻戻したりするのも面倒だけど愛着ある。
なにより余分な機能が付いてないぶん、操作もシンプルで簡単やったしね。
そのうち4チャンネルでは足りなくなってきて8チャンネルのカセットMTRを買うまで、ホントにこのレコーダーにはお世話になった。
宅録の基本みたいなもんは全部これに教えてもらったし。
今自室にあるのはこれ。
まれにしか使わなくなって、使ったとしても全機能の恐らく3割くらいしか使いこなしてない。
なんとなく宝の持ち腐れ的な、、、(笑)。
デジタル、キライや〜〜。
なんかこう、、、いじる楽しさ、みたいなのが感じられないのよね。
便利だし、そこそこ使いこなせれば良さも理解できるのかもしれないけれども、そこにたどり着くまでにもうアカンのですよ。
アナログ、復活しないかなあ〜、、、(笑)。

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