空気が澄んでいるのは視覚からでもよくわかる。
今朝は比叡山がひときわキレイであった。
美しい山並みに誘われるように、また少しジョグの距離を伸ばした。
昨夜は仕事を終えてから、業界団体のド素人バンドのスタジオ練習であった。
そうだ。
バンドに名前が付いたのだ。
「ツチノコ」
なかなか見ることのできない、幻のバンドだから、、、だそうだ。
ここにきてようやく、否、初めて、みんなでリズムを揃えよう、という雰囲気に自然となってきた。 自分がそう指導したワケではない。 誰かがそう言い出したワケでもない。
これまでは皆、各々の楽器のプレイで頭が一杯であったが、少し余裕が出てきたために周囲の音に耳を向けられるようになってきたのである。
自分以外は全員、生まれて初めて楽器に触った者ばかりのこのバンドが、ようやくバンドとしての体を成してきた。
規模の大小はあれど、皆一企業の経営者である。 朝から多忙な一日を過ごし夜中に帰宅。子供の寝顔を見てから深夜にひっそりと練習を重ねる。 まだまだぎこちない彼らの楽器姿、指づかい、真剣な眼差し、中には作業着姿のままスタジオに来ている者もあって、そんな彼らを見るにつけ、なんだか涙が出そうになるのであった。
やっとここまできた。
さて、来たる11月13日のイベント、JELLY ROLL BANQUET Vol.3 に出演いただく3組目。
今回は 「タケマル&ニューソウルバディ」 さんをご紹介申し上げる。
タケマル氏こと、川口剛生氏と初めて出会ったのは、3年前の2月であった。
滋賀県は八日市にある太子ホールという会場でのライヴに、JRBがアコースティック編成で出演させていただいた際、ご一緒した。
リハを終えて楽屋で 「たたら」 のお二人と川口氏と、皆でビールを飲んだ。
以前東京でプロのミュージシャンと行動を共にされていたこと、、、自分と同じ3人の子持ちであること、、、仕事のこと、、、京都のこと、、、。川口氏は飲みながら色々話しをしてくれた。
何故だか初めてお会いした気がせず、その場でアッと言う間に打ち解けた。
その後彼のライヴを何度か観に行き、ゲスト出演されていた名古屋のHOBOけいすけ氏とも知り合いになれたりして、気付くといつの間にやら川口ワールドの虜になってしまっている自分がいた。
彼の自宅のすぐ隣(?)に自分が会社勤めをしている時に同期だった友人が嫁いでいることも発覚して、何やら不思議な 「縁」 のようなものすら感じてしまうところである。
それから後も何度か連絡をいただいて、ライヴをご一緒するチャンスは幾度となくあったのだけれども、その都度こちらの都合が合わず、連絡をいただいては、必ずまた一緒にやろう! という話しをして電話を切るという状態が続いていた。
そして今回、ここにきてようやくその願いが叶って、と言うべきか、満を持して、と言うべきか、川口氏率いる 「タケマル&ニューソウルバディ」 さんとご一緒できることとなった。
彼の音にはブルース、パンク、フォーク、ソウル、、、それらの全ての音がギュッと詰め込まれている、言うなれば 「タケマルロック」 だ。
バンドのメンバー陣もベースにフレットレスベースの名手・石田珠紀氏、ドラムにHitoshi氏というこれ以上ないほど豪華・強力な布陣の 「タケマル&ニューソウルバディ」 さん。
極上のタケマルロック炸裂は間違いない。
乞うご期待!!

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