がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
hot cardiologistさま、こんにちは。

日本の警察・検察は、十分に大人になっていないんですが、そのことを自覚していません。それがm3.comの河上和雄氏のインタビュー記事(会員のみ閲覧可能?)
http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080514_1.html
にも現れています。

そのような未熟な警察・検察と司法に委ねてしまおうと考える厚生労働省は、輪をかけて未熟といえると思いますが、それもまた自覚していません。

このような浅いレベルで法律化されてしまえば、医療も国民も犠牲者になります。そうならないように反対しているのに、厚生労働省はそういう声をただの「抵抗勢力」としか思っていないのか、根回しと世論操作で乗り切ろうとしています。

許してはいけません。
投稿者:hot cardiologist
英国の予期せぬ診療関連死への警察介入ガイドライン
診療中の「予期せぬ死亡」と「重大な障害」に関して警察介入のイギリス厚生省ガイドライン(2006年作成)
Guidelines for the NHS: In support of the Memorandum of Understanding - Investigating patient safety incidents involving unexpected death or serious untoward harm
http://www.dh.gov.uk/en/Publicationsandstatistics/Publications/PublicationsPolicyAndGuidance/DH_062975

公式の医慮安全報告機関にあった医療機関からのリポートのうち、予期せぬ死亡による診療関連死あるいは予期せぬ重大な障害があった場合、(1)故意に患者に有害事象(死亡)を起こそうとした、(2)故意に患者の体に重大な障害を起こそうとした、(3)故意に安全な診療手技に従わずに無謀な治療をした、のいずれか3通りの場合は警察が介入があるとのこと。
ただし、はじめから警察が介入して証拠部件を全て押収することはない。
この場合も第三者の医療機関代表、医療安全の専門機関、警察の3者合同で症例ごとに調査委員会を開き、解剖の結果や、カルテ(医療記録)、を基に故意または悪意による診療関連死かどうかを判定していく。
その結果、故意あるいは悪意であることがわかれば、警察の介入が起きる。
故意または悪意でない診療関連死でないことが判明すれば、警察が手を引く。

日本の場合は、はじめから警察が介入し、証拠物件を全て押収し、警察(検察)の知り合いの医者にだけ意見を聞き、検察独自で診断基準を決めて診療関連死が刑罰相当かを決める。
イギリスでは、第三者の医療機関の臨床の専門医と公的な医療安全の専門機関、と警察が、全ての資料を共有して合同で議論して、事件性があれば警察の介入となる。
医療従事者側にも、患者側にも公平で公正な方法を取っている。
WHOの医療安全の部局も、イギリスのやり方が良いと認識している(その後の、WHOの医療安全フォーラムでモデルのシステムとして紹介されている)。

m3などで、検察(検事)出身の弁護士がコメントしていることようなやり方は、イギリスでも欧米でも間違った方式とされており、日本のような方式は先進国では異常である。

警察や検察、検察出身の弁護士たちを、イギリスや欧州に勉強に行かせて、自分たちのやり方が間違いであることを認識させたほうが良い。
投稿者:hirakata
hot cardiologistさま、こんばんは。

毎日新聞がおバカというのはそうなんですが、このような記事を書く裏には厚生労働省や自民党厚生族の「国民はだませる。強引でも世論を味方に付けよう」という「浅はかな世論操作」があるのでしょう。まともな新聞記者なら、こんな記事は書けません。

ネットが発達している今時、そういう世論操作で行けると思ってごり押しすれば、逆に厚生労働省の信用がなくなり(今でもすでにあるのかどうか怪しいが)、自民党の票も失われるということを、思い知る結果になるのではないでしょうか。
投稿者:hot cardiologist
>>一部の学会や病院団体などを除き、医療者と患者>>の双方が「賛成」でまとまった。

相変わらずオバカな毎日新聞の記者、どこ見てんのよ!!たぶん、日本語がわかんないでしょう。
全然、まとまってないじゃん!!
あっ、反対または要再検討でなら、とまっているけどね。

内科系学会が合同で、5月14日づけで三次試案の見解を発表しています・・既にパブコメが締め切られたあとみたいですが・・厚生省に届くかどうか知らないけどね。
で、三次試案に反対または要再検討の見解を出したのは、内科系合同13学会(日本内科学会、日本消化器病学会、日本肝臓学会、日本循環器学会、日本内分泌学会、日本糖尿病学会、日本腎臓学会、日本呼吸器学会、日本血液学会、日本神経学会、日本アレルギー学会、 日本感染症学会、日本老年医学会)、日本救急学会、日本麻酔科学会、日本産婦人科学会、日本消化器外科学会の合計17学会、それに全国医学部長・大学病院長会議、とこれだけある。
日本病院協議会も所属の4団体の意見がまとまらず、統一的な見解は出せずに、問題点を列挙した声明のみ。

賛成したのは、日本外科学会と相変わらず本質のわかっていない看護協会と、永久に主張が変わらない一部の市民グループが引っ張る患者団体の三つしかないじゃん。
投稿者:hirakata
ママサンさま、こんにちは。

司法が絶大な権力を持っているのであれば(人の一生を口先一つで台無しにできるんだから)、その権限の範囲は立法や行政とも調整し合わなければならないはずで、それができていない日本では、最近よく出てくる「謙抑的」な制御が必要だと思います。それを漠然と規定していたのが「疑わしきは被告人の利益に」だとおもうんですけど、最近はどこかへ行ってしまっていますよね。

万が一この感覚で医療事故調を作ろうとしているならまずいんですが、その万が一としか思えない昨今の厚生労働省+マスコミ(毎日新聞?)の論調。でも第三次試案で無理矢理成立すれば、厚生労働省へのバッシングがさらに強まるだけではないかと思います。何故か墓穴を掘り続ける厚生労働省。早く墓に入りたいのかも。
投稿者:ママサン
絶対にあってはならない処罰がなされてしまったのですね。
この法感覚で、医療事故調が作られるなら、医療は崩壊すると、医療者ではない私は思います。
投稿者:hirakata
ダガシさま、おはようございます。

医者の仕事に理解を示していただき、ありがとうございます。
たしかに「病気で死んだのに医者のせいにするなよ」というのはあるんですけど、世の中には「医者が手を出さなけりゃ助かったんじゃないの?」と思える場合もあるわけです。特に外科系で手術をするのは、大けがさせることになりますから、良くない結果になった場合は「やらなきゃよかったのでは」ということになりやすい。

それから、事故が起きたその場にいた医療従事者を、その職種の標準的な力を持った別の人に置き換えても同じ事故が起きていたのであれば、それはシステムの問題か状況が悪かったかのどちらかに原因を求めることができる。

そういうことを切り分けていったら、長い記事になってしまいました。世の中のみんながダガシさまのようにすっきり割り切ってくれればいいんですが、そうではない人もたくさんいるので。
投稿者:ダガシ
hirakataさん、長すぎますよ。読む気なくして飛ばし読みだ(嫌なら読むなよ、というセリフは無しで願いますがね)。
 何おっしゃりたいかというと、患者が死んでも医者に責任おわすなよ、頼むぜ、ということなんでしょ?

 ダガシはそんなの当たり前じゃねえか、と思いますけどねえ。
 私、お医者にベンチャラ言いたくないからこれまで書かずに言わずにいたけど、
 病気や怪我した時に、このまま何にもしないでいれば悪くなるか死ぬんだから、
 治療してもらえれば、良くなる可能性が1パーセントでもあるんだろうから、
 それに賭ける、という単純なことでしょう?

 たとえ治療がうまく行かなかったとしても、どっちみち治療しなかったならば悪くなってただろうし死んだんだろうから。
 治療がうまく行けばモウケモノなわけだから。

 そして死んだら、それは、寿命なんですよ。
 自然の、ことなんですよ。
 善悪じゃ、ないんですよ。
 誰が悪いわけでも、ないんですよ。
 …そういう、単純な理屈。

 患者が訴えてきたら、こう言えばいいんですよ、
「だったら治療しないほうが良かったのか?」と。
 このひとことで、済むハナシでしょ。
(あんまり大きなミスしたお医者は、3ヶ月ぐらい無給で働いてもらうような事してもらおうかな)

 ただ、ちょっとハナシがズレルけど、だから私は、医療には、というか病気を治すことには、あんまりお医者には責任は無いと思ってるから、
 責任のあんまり無い職の人は報酬もそれなりであるべきだろう、と思うのですよ、ハハ。

 だから、お医者さんたちには、あんまり無駄な時間を使わんで、もっと身体やすめる時間もって、定時の勤務時間の中でヘトヘトになってくれよ、とダガシは言いたいですよ(救急は、救急が必要な患者だけに救急医療をあてるだけにすることにして、そうじゃない奴が来たら、「帰れ!」と言ってさ、お医者さんたちは夜の勤務はちゃんと順番の当番制にしてさ)。私も長く書いてしまってスミマセン。

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