がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
素朴な疑問さま、おはようございます。

国民が見積もりを望んでいるかどうか、わかりません。というより、見積書の必要性を感じていない人がほとんどでしょう。

もっと切迫して見積書を必要としているのは、医療などの現場です。見積書に基づかない社会保障費抑制により、どうやってもうまく回っていかない経済構造になっているからです。しかし医療現場でも見積書が必要だと感じている人は多くはありません。見積書の議論は始まったばかりだからでしょうか。

どういう生活がしたいかが決まらないと、見積りはできないものでしょうか。収入や希望する生活レベルに応じて、いくつかの見積書を作ることは良くあるのではないでしょうか。見積書を作ることに異議を唱えておられるように思うのですが、その意図はどこにあるのか、私にはよく理解できないのですが。
投稿者:素朴な疑問

7人乗りのリムジンが欲しいか二人乗りのスポーツカーが欲しいか、庭付きは譲れないのかワンルームに住むのか。そんな注文があって初めて業者の見積もりが意味を持つ。予算が付いてローンを組むか一括か支払い法の検討が始まる。
国民がどんな医療を望むのか。
それが先ではないのか?
プール付き一戸建て全室冷暖房10LDK東京駅から歩いて5分の物件を1000万円以下希望するクライアントにはたして応える義務があるだろうか?
24時間365日フルコース料理を出して欲しいというクライアントには?
見積もり作業は無料ではないが。「見積もり無料!」と中古車屋や住宅屋さんが言うのは、見積もりは本来有料だからですよね。見積もり作業に要する労力は有限なコストを要する。
で。喫茶店で隣りになった人から、貴方の家庭なら幾ら位のマンションを幾ら位の自動車を買ったら良いですよつきましては見積もり料金をいただきます、というのではお話にならない。

果たして国民は見積もりしてもらうのを望んでいるのかな?
投稿者:hirakata
hot cardiologistさま、こんにちは。

霞ヶ関では厚労省が弱小というのは周知の事実らしいんですが、人類史上例のない高齢化社会+労働人口減少社会を迎える日本の厚労省がそれでは困ります。

財務省の力が強いのは、財布を握っているからでしょう。厚労省の品質低下も目立ちますが、財務省も世界の動きや日本の実勢の変化について行けておらず、劣化しているように思いますね。噂通り、優秀な人材がキャリアにならずに民間に行ってしまう時代なんでしょうか。だからといって天下りなどの既得権益を守って人材を確保するべきだとは断じて考えませんが。
投稿者:hot cardiologist
厚生省が弱小官庁、言いえて妙ですね。
結局、何を企てるにも財源の保証がなければ実現困難なわけで、財務省が財布の紐を握っている限り、財務省のご意向を伺わなければならないのは悲劇といえば悲劇。
その上に、厚生省官僚そのものの能力のなさ、医系官僚はり臨床医としての経験も知識もないままに厚生省に就職して、現実離れした政策で現場の第一線の医療職を混乱に落としいれているのも事実。
医療行政がまともでないのも、そこに原因がある。
しかし、強大といわれる財務省官僚の発想もこれまた厚生省官僚を負かすくらいにズレまくり。
財界、与党の政治家、役人、どれをとってもダメダメダメのオンパレード。
投稿者:hirakata
山口(産婦人科)さま、こんにちは。

そのような数字は、比較的クリアカットに示せますね。ありがとうございます。そう考えると、「これだけ必要だからこのような手順で確保しよう」という作戦も、立てやすくなりますね。少子化を食い止めるためには、多少田舎に住んでいても安心して子供が産める環境も欲しいので、そのようなところでの効率化は難しいので、予定分娩数にもう少し余裕を持たせてもいいような気がします。

逆に私がやっている緩和ケアなどでは、3日しか診ない人もいれば数ヶ月お付き合いする人、長い人では年単位で少しずつかかわる人もあり、全体的な統計を取るのは少し難しいかもしれません。


ダガシさま、こんにちは。

いくらかかるから、この医療の医療費はこの値段というのは、出すべきだと思います。厚生労働省は次々どんぶり勘定方式に変更していますが、これだと本当の医療費がいくらかかったのかがわかりにくく、診療報酬が原価を割っていても、医療機関が赤字をかぶるのが当たり前になってしまっています。

アメリカでは、この医療にいくら払っていいかなどと聞かれることは一切なく「このベッドは1分いくら」「麻酔科医が麻酔をかけると1分いくら」「この手術で180万円」など、すべて医療側の言い値です。それを払えないなら医療は受けられない。そういう国にはなってほしくないと思っています。(国の細かい作戦は、ほとんどがアメリカ式を導入するための道筋をつける作業になってしまっているので、危ないなと感じています)

ただ、医療側が「見積書」を出したとして、それを信用してもらえるのかという心配はあります。下のコメントの山口(産婦人科)さまの意見のように見えやすいものはいいですが、もっと複雑で見えにくいものは、本当に適正な見積もりであるかどうかがわからないからです。たとえば道路に必要な予算の見積もりだって、どう考えても地元企業のための工事も、有力な国会議員が「これは必要な道路である」っていうと、必要なことになっちゃう。そのようなことを医療側がしないという保障はできませんし、どこまで透明な見積もりを出せば国民や財務省が納得してくれるかという点に関しては、見通しはあまり明るくないかなあと思います。
投稿者:ダガシ
 数字を示せというのはまったくだと思いますよ。
 ブログを書いたり、人様のブログにコメントする人間は、数字を示すべきだと思うのですよ。
 それをしないのなら、無責任ですよ。

 その数字は、個別の治療や手術から見積もってください。
 それぞれの原価を足して、見積もってください。…原価主義というかな。

 もう一つ逆の視点から、「自分は、この病気が治るなら(お産できるなら)いくらなら払ってもいいかな」という視点からの料金。…売価主義っていうか、支払い料金主義っていうかな。
 その二つから考えて、試算してほしい。その二つを混ぜて、考えたい。

 ただねえ、安易に医療費アップありきが前提の議論なら許さねえぜ! とダガシは言いたいですけど。

http://shoubido.blog44.fc2.com/
ついでに分娩費。これも産婦人科医報で試算を見たことがありますが、安全対策を十分して、必要な人件費も手当てできるようにすると確か50万円/一分娩というお値段が。同じく120万分娩とすると、6000億円必要って事になるかな。
少なくとも産科医については、アメリカで言われる120分娩/人/年で換算すれば速いのではないかと思います。(これを超えると、働き過ぎで医療ミスが増えると言うことで、保険料が跳ね上がるそうです)

実際よりちょっと多いけど120万/年とすれば、1万人の産科医がどうしても必要なわけ。実際の人数が「産婦人科標榜医」で8000人程度だったと思うので、産科限定にしたらもっと減りますねえ。
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