がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:しゃぼん玉
管理人さん何度もありがとうございます

水臓でわなくて『膵臓』と書くんですね

そうですか…

もう良性を祈るしかないんですね…

でも悪いことを考えてもしょうがないし
今は良性を信じ頑張りたいと思います!

管理人さんありがとうございました!
投稿者:hirakata
「水臟」は膵臓(すいぞう)のことでしょうか?

膵臓で悪性となった場合は、肝臓よりも手は少なくなります。昔は膵臓の悪性腫瘍はどうしようもないといわれていましたが、今は少し使える薬があります。しかし大きな延命効果が得られるというものは、まだありません。大きくて手術できないということなので、悪性だった場合には非常に厳しいことになる可能性が高いと考えます。

もし厳しいことが判明した時には、一番大事なのは(難しいことですが)冷静になることだと思います。膵臓の悪性腫瘍は、数ある悪性腫瘍の中でも明るい情報が得られにくいものの一つです。知れば知るほど無力感にさいなまれるかもしれません。でもそれが現実で、「それでもどこかに明るい情報があるはずだ」と探し続けていると、判断を誤る場合が少なくありません。

叩きのめされてしまわないように、まずは覚悟を決めて臨む方が、損失が少なくて済むような気がします。それで結果が悪くなかった場合には拍子抜けするかもしれませんが、その時点で喜べばいいことです。どんな悪性腫瘍でも、ある程度の時間はあるものです。事故で突然いなくなってしまうのに比べたら、時間があることを活かさない手はないと思います。

厳しいことばかり書きましたが、良くない結果だった場合には状況を正しく見極めて、できるだけみんなの納得が多くなるように、少しずつでも話をしながらみんなで進んでみて下さい。
投稿者:しゃぼん玉
管理人さんわざわざの御返答とてもありがとうございます

腫瘍があるのは『水臓』でした…

自分も出来るだけ調べましたがどうやら水臓は切除しかないようです…

切除できない母は悪性だったらもうその時が来るまで待つしかないのでしょうか…
投稿者:しゃぼん玉
↓すみません『水臓』でした…

何卒お願いします
投稿者:hirakata
しゃぼん玉さま、こんにちは。

難しい状況が突然襲ってきて、何でもいいから情報が欲しい状況かと思います。書いていただいた情報が限られているので、十分な答えにはならないと思いますが、思いつくことを答えさせていただきます。

悪性だった場合には、肝臓から出た腫瘍(肝臓原発)なのかその他の場所から出たもの(転移)なのかで、多少話は違ってきます。また肝臓の中でどのような大きさ、数、位置なのかによっても、治療法も違ってきますし、今後身体に与える影響も違ってきます。

手術ができない場合の一般的な治療としては、数が少なければラジオ波治療やPEITと呼ばれる治療、塞栓術などが考えられますが、数が多いと治療は難しいです。肝臓の専門医であればいくつかの治療法の中から最善のものを選んでくれると思います。

日常生活の中で何かできることとなると、非常に難しいです。一般的に効果があると信じられている「健康補助食品」「機能性食品」などといわれているもの(キノコ類など)は、私が数百人の方を見てきた限りでは、明らかな効果を期待できるものは、残念ながらありません。

インターネット上で検索して見つかる「がん情報」には、そのような健康補助食品の「宣伝」がたくさん紛れ込んでいます。お金はたくさんかかりますがたいてい効果はなく、効果が無くても「効くのに時間がかかるから」とかいって続けて買わせようとします。わらにもすがりたくなる気持ちに上手に合致する宣伝・勧誘をしてきますので、注意が必要です。

「母にはできるだけ長く生きてほしいです!」という気持ち、とてもよくわかります。私もそうあってほしいと思います。でももしかしたら、検査の結果はそれを許してくれないものであるかもしれないな、とも思います。良い結果が出ることをお祈りしております。

今の状況に対して、最善の治療(できるだけ長く生きてほしい、に近づける治療)をしてくれるのは、やはり病院の医師である可能性が高いと思います。厳しい情報が多くもたらされるかもしれず、「この人と話をするのはもうイヤ」という気持ちになることもあるかもしれませんが、今どのような状況なのかを見失わないように気をつけながら、皆さんでどうするのが最善か、話し合って進んでいくのが良いような気がします。
投稿者:しゃぼん玉
今、家の母の肝臓に腫瘍がありまだ悪性か良性か解らないのですが腫瘍は大きくて手術できないそうです

もし悪性だったら進行を止めるのに日常で出来る最も効果的なやつってなんでしょうか…

自分はまだ二十歳で父も小さいころ離婚して去年亡くなりました…

下にはまだ二人妹がいます…

何より母にはできるだけ長く生きてほしいです!

何でも良いです何か対策はないでしょうか…

いきなりですみませんが御返答御待ちしております
投稿者:hirakata
天邪鬼さま、こんにちは。

講演を聞いていただき、ありがとうございました。いつも命について深刻に考えているのは良くありませんが、時々前向きに考えてみることは、すべての人に必要だと思います。

SCDも、がんと同じく「人事を尽くして天命を待つ」タイプの、時間がある病気ですから、無理のない範囲で楽しんで生きてください。

楽しんで、といえば、私も楽器が大好きで、打楽器とかバイオリンとか演奏します。音楽があることが、私の人生をどん底に落ちないように支えてくれている気がします。

以前桜を見た時には「この患者さんにとってはこれが最後の桜だろうなあ」なんて思いましたが、最近は疲れてるせいか「自分だって来年の桜が見られる保障はないんだよな」なんて思います。それでも毎日前を向いて歩いていくしかないので、どうせ歩くなら笑顔で歩きたいな、と思っています。
投稿者:天邪鬼
hirakata先生
当日の講演に参加しました。昨年緩和ケア病棟で肺がんの方を見送り、人生の最後をどう迎えるか考えさせられました。(Sがんセンター緩和ケア病棟)

私自身SCDと診断され、徐々に進行していくのが解ります。内科系の病気には”完治”という言葉は聞きませんね。まだ、歩けるから・食べられるからと、貴重な時間を大事にしていこうと思います。
ありがとうございました。

http://high-pressure.blog.ocn.ne.jp/flute/
投稿者:hirakata
christmasさま、こんにちは。

お褒めいただいてありがとうございます。

「がんになっても、あわてない」の本の方は、どんな構成で書いたのかすでに忘れているので、多分これとは組み立て方が違うんじゃないかと思います。「プリントを読んだら本を読む気がなくなる」人もいるかもしれませんが、プリントを読んでから「がんになっても、あわてない」の本を読むと、何倍もよく内容が理解できると思います。

本を読んだ人が講演を聞いても「何だ、同じ話じゃん」と思わなれないように工夫していますので、多分講演を聞いた人が本を読んでも「損した」と思わないはずです。あくまでも「はず」ですけど。
投稿者:christmas
 hirakata先生、お疲れ様でした。
 講演のプリント、よく整理されており、わかりやすいです、、、んが、これって「がんになっても、あわてない」の骨子ですよね。プリント読んだら本を買う必要がなくなっちゃうのでは?(爆)
 ご親切にありがとうごさいますた(●゚ω゚●)
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