がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
太猪野 武利さま、こんばんは。

「先送り解決薬」としての使い方は、この薬の特性を上手く利用していると思います。でもちょうど合う人が使った場合はいいけれど、ちょうどは合わなくて体に無理をさせてしまう人が多いのではないかな、という心配もします。でも嘘をついてこの薬をもらおうとする依存症の人が目の前に現れたら、本当に必要な人か依存症か見分けられる自信はありません。

この薬が実質的に処方できなくなってから、前に処方してもらったリタリンをお守りのように持ち続けている人もいます。その人は「今はなくても生活できる状態になったからいいけど、以前の状態だったらリタリンなしでは社会生活を送れなかった」と振り返っていました。苦しい思いをしている人は、それなりにいるんじゃないかと思います。
投稿者:太猪野 武利
私は73歳、物事を先送りする悪癖があります。
人生三度目の貧乏中です。
過去三度の大儲けは 相棒がいた時です(稼ぐと 相棒が喜んだり褒めてくれるので、先送りが影をひそめてどんどん稼ぎます)。

相棒だった女房を亡くして、最初の貧乏になった時、仕事がさばけなくて、お医者さんに相談に行くと、先送り解決薬としてリタリンを処方されて、解決。

二人目の相棒も見つかって、二度目の繁盛期に。
お医者さんが廃業されて リタリンとも縁切れ。

相棒に死なれて、仕事や用事を片付けるのに、昼からこそはとか、明日こそはやろうとか思っている内に、二度目の貧乏に落ち込んでしまったが、(まだ子育て中なので)お医者さんに、昔の処方箋をもって相談したら、同じ薬を処方されて簡単に解決。

三人目の相棒もできて繁盛期に突入しました。
お医者さんから「処方できなくなったから」と言われて、リタリンとも縁切れに。

三人目の相棒と別れてからは、あの特効薬は幻の薬(処方不可)になっていました。

毎月の赤字(約150万円)をマンションや車を手放して補填。
丸裸で(売るものが無くなって)廃業。
  そして
人生初のお勤め...昼間、駐輪場で6時間と深夜、皿洗いで10時間。
言われたことを120%やるだけ...私はお勤めのほうが向いてたんだ。しかし

自分は 穏やかで 陰口は言わないし 腹を立てる事も無いんだけど
同僚に 影口を言われたり 腹を立つようなことを 私は しているようで やんわりと 7/15で退職に追い込まれました。

給料を貰ってる時は 気にならなかったんですが
今、緊急課題は、賃貸マンションを三部屋借りている事。

昔、住んでいた所(空家賃3年目)、今、住んでいるところ(三年目)、引っ越す予定の所(空家賃2年目)

無収入になったので、二部屋を片付けなければならないのに
、「明日からは絶対やろう」と 思っている内に、二か月過ぎています。

私にとっては ただの先送り防止薬 人からも好かれて 素敵な相棒にも恵まれたし...私には 禁断症状も依存性も発生しなかった...妙薬が、そんなに大騒ぎされてるとは知りませんでした。

仕事を辞めたら(超寝不足で)寝落ちをすることもなくなったので、リタリン飲んで、引っ越し完結作戦は、不可。








投稿者:hirakata
佐竹真也さま、こんばんは。

どんな薬でも、作用と副作用(有害事象)がありますよね。リタリンに関しては、その効能によって恩恵を受ける人のことをほとんど無視して、社会に対して問題を起こす方だけに目を奪われて規制したような感じがします。

現在私はリタリンを処方する資格を持っておらず、リタリンが必要な患者さんには、私が働いている病院に非常勤で勤務している資格を持った医師に処方してもらっています。

眠気に対しては、以前は「リタリン使えばもう少し元気でいられるかも」と判断しただろうと思う人に、最近は「これぐらいの眠気ならしょうがないかな」と思うことが多い気がします。ということは、緩和ケアとしては後退していることになるのでしょう。
投稿者:佐竹真也
そして規制している人間はこういう苦痛を味わう立場でないイージーモードな人間なんですよね。

http://com.nicovideo.jp/community/co1867311
投稿者:佐竹真也
>>依存性がなくてモルヒネの眠気が取れる薬ができれば、問題は解決するんだけどなあ。
全くです。依存性がなくてモルヒネ等の眠気を取る薬を開発してからリタリン規制をして欲しいものです。
将棋や囲碁で言えば、手順前後で大悪手ですね。

http://com.nicovideo.jp/community/co1867311
投稿者:hirakata
ぐ。さま、こんばんは。

実は私もそのシンポジウムに意見を送りましたし、当日は(行けそうな仕事の状況であれば)日比谷公会堂に行く予定です。どのような行動ができるかは、行ってみないと全然予想がつきませんが、できる行動をできる形でしていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
投稿者:ぐ。
コメントありがとうございます。
動いていかねばと思い、実は今月の12日にシンポジウムに行きます。
もしよろしければ、この新聞記事や緩和ケアの問題も提示してきます、いかがでしょうか。
シンポの内容は
http://www.iryogiren.net/boshu/080412.html
です。

薬の規制をこのような形で行った事への問題提起は
疾患を問わず訴えるべきと思います。

私も一時期はターミナルの患者さんがたも看てきました。
ですから、困っている方々がいることだけでも
伝えて行きたいです。
少しでも早く、よき一日が過ごせるように。

http://d.hatena.ne.jp/nezumikun/
投稿者:hirakata
ぐ。さま、おはようございます。

まったく言われるとおりです。他の薬でも、医療現場での事故がなくならないために販売中止になった薬などはありますが、ほとんどは代わりに使える薬が準備されてからです。それは、患者さんに多大な不利益が降りかかるからです。今回はそのような措置がされておらず、大変問題だと思います。声を上げていくことが大事です。緩和ケアの協会では、アンケート調査などをおこなっているので、そのうち動きが出るかもしれませんが、いろいろなところで声を上げていきましょう。
投稿者:ぐ。
モルヒネの眠気を取る事は、その人のQOLを維持していくのに大いに影響があると思われます。
今回の規制によって、本来必要な人に薬が提供されない状況になりました。
私自身はAD/HDの疑いで内服していましたが
薬の規制で内服できず、仕事をやめることになりました。
適正な処方がなされなかった、あるいは売買に使われたなどは、患者はもちろん適切な処方をされていた医師にも本来関係ないはずだと思います。
それらの取り締まりは、別の手段でするべきでは?

緩和ケアの患者様がたも出来る限り苦痛の除去が出来、眠気のために我慢させる意味がわかりません。
何故この時期に我慢せねばならないのでしょう。

何処に声を上げていけば良いのかわかりませんが
手探りでそれを探しています。

私たちのブログの方でも同じ記事を書こうとしていました。
オンラインで見付けて書こうかなと思います。
問題意識を持ってもらうこと
リタリン=怖い薬ではない事を知ってもらいたいです。

これで偏見を持たれ、いじめなどにあうことないようにと願います。
教育現場も困っているらしいです。

http://d.hatena.ne.jp/nezumikun/
投稿者:hirakata
こんにちは。いらっしゃいませ。

たしかに、ADHDには多くの場合、とても良く効きますね。小児のADHDには同じ有効成分で違う製品名の「コンサータ」という薬(徐放錠=ゆっくり効く薬)が発売されていますが、成人のADHDの人にはリタリンもコンサータも、処方できないようになってしまいました。

私は緩和ケアという仕事をしていますが、緩和ケアでは絶対必要な薬であるモルヒネの副作用の一つに、眠気があります。この眠気に、リタリンが多くの場合ちょうど良く効きます。しかしリタリン流通管理委員会の講習の問題には意地悪くも「モルヒネの眠気にリタリンを処方した。○か×か。」という問題があり、×が正解とされています。私が現在診ている患者さんの中にも「リタリンさえ処方できれば普通に生活ができるのに」という人がいます。しかしこの問題に○を付ければリタリン流通管理委員会の認定がもらえないという締め付けの中では、それでも敢えてリタリンを処方しようという勇気が出てきません。患者さんには本当に申し訳ないと思います。

うつ病の人の中でも、リタリンを含めた処方の組み合わせで、ようやく曲がりなりにも社会生活が送れるようになっていた人が、たくさんいました。その人たちが今どうなっているのかはよくわかりませんが、締め付けによる被害者であることは間違いないです。

必要な人がいるのに、その人に処方できないような今回の制度変更は、明らかにおかしいと思います。「流通管理」というなら、ADHDの人やモルヒネの副作用対策で必要な人、うつ病で必要な人などに処方して、それが横流しされないような仕組みを考えればいい。その人たちにとっては、リタリンが処方されないというのは「人生が薄まってしまう大問題」なわけです。私は目の前にいる患者さんがリタリンを必要とする人であること、リタリンを横流しする人ではないことを知っています。その人たちに処方できないジレンマはかなりの大きさです。外来でも、ついつい「こんな制度ができちゃって」と、人のせいにしてしまいます。

ADHDにも、うつ病にも、モルヒネの眠気にも処方できない制度を作るなら、ナルコレプシーにだけ処方ができるという理由がよくわかりません。管理はちゃんとするから、処方させて欲しいといつも思います。
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