がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
澤田石 順さま、コメントありがとうございます。
最近私は、古い緩和ケアの定義に基づく誤解「緩和ケア=終末期ケア」を、なるべく早く日本からなくしてしまいたいと思っています。その誤解のもっとも極端なものが、先生が書かれた「緩和ケアに上がってます」=「あとは死ぬだけの患者さん」だと思います。この世の中に「後は死ぬだけ」の人がいることは否定しませんが、その人のまわりにいる人が「この人は、後は死ぬだけ」と扱うのは淋しい社会だと思います。また、疲れた医療現場や介護現場では、本当は「後は死ぬだけ」ではない人まで「後は死ぬだけの人」扱いすることが、どうしても多くなってしまいます。日本の介護医療福祉は国の方針によって、どんどん疲れています。疲れているのは政策を変えない限りどうしようもないかもしれませんが、ハッパをかけて頑張らせるのではなく「ああ、こういう風に人生の最期に人とかかわれるのは、いいよね」と思ってもらえるような働きかけを、できたらしていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿者:澤田石 順
私は2002年初頭から療養型病院に勤務をしてまして、今の病院では回復期リハビリテーションの仕事を継続してます。
 びっくりしたのは毎週の当直の時、医療保険療養病棟を定時の夜9時に巡回すると、ナースがこんな患者さんがいます、緩和に「あがってます」というその言葉でした。緩和にあがってますの意味がわからないので尋ねると、「緩和ケア」なので、そのまま何もしないということですというふうな回答でした。ほんと驚きました。「目の前で心停止しても何もしないのですか。主治医と家族が何もしないことで合意したのですか」と尋ねると、「緩和なので」と。
 「緩和にあがった」患者さんのほとんどはJCS I-3A(apallic)、気管切開、経管栄養、完全寝たきりなのですが、一部ながら少しながら感情表現できる方もおりました。確かにそのような患者さんの病状もQOLも改善することは不可能かも知れませんが、「緩和ケア」とは「どんな事態になつても何もしない」ではないのではと疑問に思いました。
 直ちに「緩和ケア」という初めて聞いた言葉を調べたところ、なんのことはない palliative care 。医療はすべて palliative care であり、そうでない医療は有り得ないとすぐに思いました。狭い意味では痛みがあれば痛みの緩和をはかること。突然の心配停止で心電図上 VF ならぱ DCをかけて、家族がせめて間に合うまでは...とか。緩和ケアは単純な延命ではない、意味のある医療行為を積極的に実施することだと私は英語を見た時に思いました。私が調べたのは医学書ではなく単なる英語辞書でした。その後、医学書で緩和ケアのことを読みましたが、当初の辞書的理解で自分にとっては今でも十分です。
 緩和ケアということで少しく思うところを述べた次第です。実は自分が所属する病院では療養型病棟で「緩和ケア」医療を実施しようとしております。
 今後 MJLnet あたりでいろいろとご指導をたまわるかもしれません。
投稿者:hirakata
中川雅晶さまはじめ皆様、昨日はお疲れさまでした。
緩和ケアがしっかりすることは、人々の医療に対する信頼を高め、安心して過ごせる社会作りに役立つと思います。そのためには、緩和ケアの「新しい定義」が広く行き渡ることは、必須条件だと考えています。環境は違いますが、お互い頑張っていきましょう。これからもよろしくお願いいたします。
投稿者:中川 雅晶
四日市市議の中川です。先日はお忙しい中ありがとうございました。
平方先生のように医療現場で緩和ケアをなされている医師の皆さん、中川 恵一先生中心に医学部教育から緩和ケアを中心軸にする活動をされている皆さんの医師として、人間としての崇高さに感動しています。私たちは、緩和ケアの新しい定義の普及、病診連携、診診連携、医療と福祉の連携を円滑にし、治すと癒すの両輪の真の患者さん中心の地域医療体制をつくりあげていく為地方議員として声を上げていく決意です。今後とも、ご指導宜しくお願い致します。
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