2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻した。
記事は次のとおり。
ロシアが全面侵攻、南部に上陸 ウクライナに戒厳令
2022年2月24日(木) 14:17配信【産経新聞】
ロシア軍は24日、ウクライナに侵攻した。プーチン大統領は24日未明(日本時間同日午前)、国営テレビを通じて緊急演説を行い、親露派武装勢力とウクライナ軍の紛争が続くウクライナ東部で「特別軍事作戦」を行うと表明。ロシアメディアによると、露軍は同日、ウクライナ南部の黒海に面した港湾都市オデッサや東部ドネツク州マリウポリに上陸した。攻撃を受け、ウクライナでは戒厳令が出された。
ロシアのインタファクス通信によると、ウクライナでは首都キエフや東部ハリコフで爆発があったほか、東部クラマトルスク、オデッサとニコラエフなどで爆発音が聞かれた。ウクライナ当局者は、全土の軍事施設がミサイル攻撃を受けているとしている。ウクライナのクレバ外相はロシアが「全面的な侵攻」に踏み切ったと述べた。
プーチン氏は演説で、先に「独立」を承認した親露派支配地域などにロシア軍を派兵すると事実上命じた形。作戦の目的は親露派支配地域に住む「自国民保護」と、北大西洋条約機構(NATO)の拡大に対応してウクライナを非武装化させるための「自己防衛」だと主張。ウクライナの占領は目標としていないと述べた。ウクライナ軍に抵抗しないよう呼びかけるとともに、「流血が起きた場合の全責任はウクライナ政権側にある」とした。
プーチン氏は外部からの干渉があった場合、ロシアは即座に対応して「歴史上、直面したことのない結果」を与えると警告。「ロシアは世界で最も強力な核保有国の一つだ」とし、「ロシアを攻撃した者は敗北と恐るべき結果を引き起こす」とも警告した。
これに対し、バイデン米大統領は「ロシアは破滅的な人命の損失をもたらす戦争を選んだ。全責任はロシアにある」とする声明を発表。同盟国などと協力して決定的な対抗措置を取ると表明した。
ロシアは21日、ウクライナからの攻撃の激化と自国民保護を名目に、ウクライナ東部の親露派支配地域「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」(ともに自称)の「独立」を一方的に承認。「両国」からの要請に基づいてロシアが軍事支援を提供することなどを定めた「友好条約」も締結した。
プーチン氏は22日には露上院にロシア軍の国外派兵の許可を求め承認を受けたほか、23日には「両国」の指導者が「ウクライナ軍からの攻撃」が続いていると主張し、軍事支援をロシアに要請していた。ウクライナは一貫して親露派への攻撃を否定している。
ロシアは昨年秋ごろからウクライナ国境で軍備を増強。米欧がウクライナ侵攻を警戒する一方、ロシアは侵攻を否定してきた。(モスクワ 小野田雄一)
(記事ここまで)
ロシア軍がウクライナに侵攻するのではないかという懸念は高まっていた。米国のバイデン大統領をはじめとして、西側各国からロシアのプーチン大統領に侵攻を思いとどまるようにというアプローチはいろいろ投げかけられていた。しかしプーチン大統領はウクライナ侵攻に踏み切った。
ロシアにとっては、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に加盟されると喉元にナイフを突きつけられるような感じになるので、ウクライナに勝手なことをされないようにしたいという気持ちはわからないでもない。でも軍事侵攻するというのは尋常ではない。さらにプーチン大統領は「勝手なことすると核攻撃されちゃうよ」的な発言もしている。
ウクライナの首都キエフでも爆発があったと報道されている。キエフといえば、ロシアの起源のような都市、ロシア人の故郷のような意味合いを持つ街だと聞く。直接関係ないけどムソルグスキー作曲「展覧会の絵」の中に「キエフの大門」という曲がある。中世から中核都市として存在し続け、歴史的建造物もたくさんある。そこも攻撃対象にするって、プーチン大統領大丈夫だろうか。
ウクライナはロシアに次いでヨーロッパでは広い面積を持つ国だ。しかし経済的には窮乏状態。ウクライナはロシアに対して国交断絶を宣言。ロシアはそれをいいことにウクライナに対して好き勝手するかもしれないが、そうなると西側諸国は「ロシアを叩いてもいい状況」と判断して、対立構造はますます明確になっていくかもしれない。
今回は、お互いが「自分は正しい。相手は間違っている」と思っていて、対立するのは当然だと主張している。今回「も」か。戦争というのは、大体そういう状況から始まるものらしい。戦争は起きてほしくないが、どこかで強力に抑止するできごとが起こらないと、全面戦争になるかどうかは別にして戦闘は止まることはないだろう。
大きなことが起きた。これが発端ではなく、ここから収まって行ってほしいが、プーチンさんが「何を考えてるかわからない」人にしか見えないので、どこまで行くのかわからない。世界全体を巻き込むようなことにならないうちに収まる方向に向かってほしい。
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