
10月25日(月)午後6時半から、「北信地域緩和ケア事例検討会」が開かれました。今回のテーマは「がん患者の骨転移」。昨年6月にする予定だったのが新型コロナの影響で3回延期になり、約2年ぶりの開催。集まらずにWEBで。
まずは仮想事例を長野松代総合病院の風間看護師が発表。いろいろなことをそれぞれで考えてもらいました。前回までの事例検討会は集合して8〜10人ぐらいずつテーブルに分かれ、事例についてさまざまな意見を出して考えていましたが、WEBだとちょうどいいチーム分けが難しいということで、参加者それぞれに考えてもらう形式に。

続いて長野赤十字病院整形外科の長谷川先生から「当院における骨転移の対応」のミニレクチャー。長管骨の骨転移があるときにどのような治療法を選択するか、脊椎の転移があるときにどこを見てどのような治療法を選択するか、チャートを使いながらわかりやすく教えていただきました。

続いて長野市民病院の島田理学療法士から「骨転移に対するリハビリテーション」のミニレクチャー。リハビリテーションをする上で気をつけなければいけないこと、うまく行く工夫、全身の状況に合わせたリハビリテーション方針など、ためになる講義でした。

三番目に私が「在宅でできることとその限界」というタイトルでミニレクチャー。この仮想事例は「状況は厳しいけれど家で過ごしたい」と希望されている設定でした。骨転移のある人については前の二人が詳しく講義してくれたので、私はもう少し幅広く、難しい症例を家で過ごしていただくために何をどう考え、何を知っておいたらいいかについてまとめて話しました。
最後に愛和病院の山田祐司理事長がコンパクトにまとめの話をして、質疑応答がいくつかあって、午後8時頃に終了。

愛和病院とメイン会場(?)の長野赤十字病院は近いので、長野赤十字病院まで出かけてミニレクチャーを話しました。向こうが整形外科の長谷川先生、手前が緩和ケアチームリーダーで今日の司会の市川先生。
メイン会場だと、私が余裕がなくて見えていだけかもしれませんが、どこからどれくらいの人が参加しているのかわからず、また反応が届かないのでどうしてもやりにくい感じがあって、やっぱり早く集まって研修できる日が戻ってきてほしいなーと思う今日この頃。焦って感染が再拡大してもいけないので、当面は難しいですかね。内容としては、いろんな知識が整理されて、とても役に立った事例検討会でした。参加した皆さん、お疲れさまでした。
↓下のメアド欄はセキュリティが低そうなので、書かない方が無難です↓